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2020/04/18(土)は忘れられない日になった。
「社会の激変の中で何を捨て、何を守ったのか?」
コレは諦めなかったみんなの物語。そして、奇妙なつながりの話し。
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もう、みんな分かっていた。今日が最後の日になることを。
世間が動くより、そして政府が動くずっと前に、動いた。
動いたとは、半年苦労して準備した規模の大きなリアルイベントの中止だ。
まだ、世界が新しい世界線の入り口にたった2月の中頃のことだった。
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「無念」とはこう言う時に使うんだなと思った。
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その失敗から学べるコトはあっても、中止の事実を変えるコトは出来ない。
まったく予想していなかった事態が最悪の結果になると、人間は頭では認識しても、気持ちが追い付かないコトを思い知らされた。
その時、決めたコトはプロジェクトの終結をちゃんとやるコト。図面をみんなで考えて建てた家の外壁を剥いで柱を解体して更地に戻すような作業だ。
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ほどなくして、プロジェクトメンバー解散の日を迎えた。プロジェクトは目的を達成するために有期で立ち上がる。目的そのものがなくなったからチームも解体だ。
全国に散らばる運営メンバー、イベント当日に一同に集まる夢は叶わず、一度も会わずにチームはバラバラになった。
頭で認識した中止の事実が、気持ちの上でも実感できた。
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でも、諦めの悪いメンバーがそこにはいた。
いつどういう形で実現できるか、ひとつの後ろ盾もない中、もう一度チャレンジしようとしたメンバーたち。「re:Union」そう名付けた。
3分の1になったチームメンバー、ほぼゼロからのスタート。
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時は2020年03月中旬、世界を襲う未曾有の事態に現世代が経験したコトがない対応を迫られていた。
「クラスター」「3密回避」「新しい生活様式」…耳馴染みのない言葉たち。
その時のオフラインイベントは、大規模から小規模、エンタメからビジネス、企業主体からコミュニティ主体まで、軒並み全て中止になった。
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「ライブ配信」
界隈では聞き慣れない言葉が少しずつ聞かれ始めた時期でもあった。極一部の「イノベーター」たちが動き出した。
コレまでオフライン開催だったイベントを「ライブ配信」するチャレンジ。
そのトップを走っていたのが「天神放送局」だ。
「ライブ配信で機会格差を無くしたい」
コミュニティイベントが増え続ける中、様々な事情から参加ができない方が多くいます。コンテンツが熱意ある人に届かないのは、運営者・参加者ともに大きな機会損失です。我々はライブ配信を広めることで「機会格差」を無くすことをミッションとしています。
ライブ配信ユニット「天神放送局」のミッションだ。
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ユニットのひとり新藤さんとは実は奇妙なつながりがあった。
それは「富士山」だ。
並々ならぬこだわりをもって富士山写真をSNSに投稿する新藤さん。
取り憑かれたように何回も富士登山する自分。
そこに見たのは「変態性」だ。
この奇妙なつながりがきっかけとなりタッグが生まれた。
真実は小説より奇なり…
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そのタッグには強いこだわりを持つモノ同士の独特の呼吸があった。
お互いに勘が働く。
難題を乗り越える。
とことんこだわる。
準備期間1ヶ月弱のハードスケジュールの中、決して諦めなかった。
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2020/04/18(土)とはライブ配信で実施したオンラインイベント開催日だ。
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ライブ配信にはひとをつなぐ力がある。
ライブ配信には全国をひとつにする力がある。
会えないからこそライブ配信の可能性を追い続けたい。
「ライブ配信 Advent Calendar 2020 」5日目のエントリーです。
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