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ビーズの家での「介護士」というお仕事│ 福岡 ホスピス住宅ビーズの家

こんにちは、丹野です。あっというまに7月に入りましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?beadsでは、ビーズの家建設予定地で土地の整地が行われたり、ノーリフティングケアの研修に行ったり(後日レポート記事をアップします)、クリエイティブチームを発足しブランド開発のMTGが始まったり第1回内定者懇親会の開催が決定したりetc…色んなことがあった1ヶ月でした。

5月末時点での建設地の様子

有難いことに、たくさんの方と面接や面談でお話する機会を多くいただく中で、「ビーズの家において、各職種どのようなことが求められているのか」という質問をいただくことが度々あります。今回はそのご説明と今後ビーズに興味を持って下さった方へのメッセージとして、ビーズの家における各職種の働き方や私たちの期待・願いについて書かせていただきます。まず第一回目は「介護職」から✨少し長くなりますが、ぜひお読みいただけると嬉しいです。

■  ホスピス住宅「ビーズの家」とは

ホスピス住宅「ビーズの家」とは、私たち株式会社beadsが12月に開設予定の住宅型有料老人ホームです。簡単な紹介は、下記をぜひお読み下さい🌱

各職種の役割に加え、「ビーズの家はどういう場所なの?」「どういう働き方になるの?」という質問も多くいただきます。少し、ご説明させて下さい。

一口に「高齢者向け住まい」と言っても、「特別養護老人ホーム」「養護老人 ホーム」「軽費老人ホーム」「有料老人ホーム(住宅型・介護付・健康型)」「サービス付き高齢者向け住宅」「認知症高齢者グループ ホーム」などたくさんの住まいの種類があります。

ホスピス住宅「ビーズの家」は、これらのうちの「住宅型有料老人ホーム」にあたります。住宅型ですので、施設ではなく「家(居宅)」となります。食事や身の回りのサポートが必要な方は住宅のサービスを利用し、看護・介護が必要となった方には、併設の訪問看護ステーション・訪問介護ステーションを利用していただくことも可能です。
ご自宅で訪問介護・訪問看護のサービスを利用するのとほぼ同じとイメージしていただいて良いかと思います。

かつ、主な対象は人生の最終段階を迎える方や、ご自宅での生活に不便を感じている方。病院ではなく自宅でもない、第三の選択肢として、安心して過ごせるホスピス住宅「ビーズの家」へ引っ越し、自分らしさを大切に暮らしを送っていただく。そんな場所が「ビーズの家」になります

■ 施設とは何が違うのか

前述したように、ビーズの家は「施設」ではなく「家(居宅)」になります。お一人おひとりの状況や希望をふまえ、居宅サービス計画書(ケアプラン)があるので、ケアの内容もお一人おひとり異なります。施設ですと、ある程度全体のスケジュールは決まっているかと思います。ですが、家(居宅)の場合は、大体1週間でプランが決められています。

<とある月曜日のスケジュール例>
●Aさん
9:00 訪問看護を利用。フットケア・体調の相談をする
10:30 訪問介護を利用。近所のスーパーへ日用品の買い物に行く
12:30 買ってきたお昼ご飯を食べる
15:00 近所のデイサービスで知り合った方と談笑する
16:30 調理スタッフと一緒にカレーを作る
17:30 住宅サービスを利用。夕食を食べる
19:00 入浴
21:00 就寝

●Bさん
9:30 訪問介護を利用。朝の身支度をする。
10:00 訪問看護を利用。リハビリをしながら体調の相談をする
12:00 ご家族と一緒に馴染みの洋食屋へ行く
15:30 帰宅。
16:30 訪問介護を利用。入浴をする
18:00 住宅サービスを利用。夕食を食べる。
19:00 リビングにてテレビでスポーツ観戦をする
22:00 就寝

スケジュール例としてあげましたが、上記のように、ご利用者の生活が主体で、ご利用者が可能な限り自立した日常生活を送る(自分らしくいられる)ことができるよう、食事・排泄・入浴などの身体介護や、掃除・洗濯・買い物等サポートが必要な部分を訪問介護で担うというイメージです。

訪問介護(ヘルパー)のお仕事をされている方は、現在行なっているお仕事の訪問先が主に住宅型有料老人ホームになる、という違いのみになります。

利用者にとっては、より「個別ケア」が受けやすく、ご自身の尊厳を大切に「自分らしい人生を過ごしたい」という願いを叶えやすい環境を提供できるようにします。
なぜ自宅ではないのか、は落合のインタビューをぜひお読み下さい

■ 介護職への期待と願い

ここまで、ホスピス住宅ビーズの家・居宅サービスについて書かせていただきました。もっと詳しく聞きたい・気になる方はぜひ説明会や面談にて何でもご質問いただけると嬉しいです。(LINEも大歓迎です

最後に、介護職の方への期待と願いについて書かせていただきます。

ホスピス住宅「ビーズの家」において、「ご利用者一人ひとりと個別に寄り添い、これまでの人生も含めた利用者の価値観をサポートすること」は、全職種・全スタッフに共通する大切なお仕事です。これを実現するために、介護士は欠かせない存在です。

ご利用者に近いポジションから、1つ1つのケアや会話を通し個別性に寄り添い・変化に気づき・見落としがちな小さな情報もキャッチし多職種へ連携する役割が期待されます。そして、これらを通し、ご利用者がその人らしい人生の最終段階を迎えるサポートを全員でしていきたいと願っています。

介護職の方から、「終末期ケアは医療職が中心となり、無力感を感じたことがある」という声を聞くこともあります。ですが、人生は連続性の中にあります。人生の最終段階における「その人らしい暮らしを支えるために」と前提を置くとどうでしょうか。毎日の暮らし・生活に寄り添う介護職だからこそ出来ること・出来たことが浮かんでくるかと思います。

そういった想いや願いを大切にし、ビーズの家で介護職としての専門性をぜひ発揮していただければと思っております。


最後までお読みいただき有難うございます。現在、beadsでは介護スタッフ向け説明会やオンライン面談を開催しております。少しでも気になる方はぜひ説明会へのご参加下さいませ。

LINEでのお問い合わせ・ご感想などもぜひお待ちしております