Train

予報通りに降りだした雨が、段々勢いを増してきた。

ショッピングモールでなんとなく陳列棚を見回ってみれば、それだけで刺激を得ることができる。

さっきまで降っていた雨が、急に止み始めた。

気象予報士になれなくても、宇宙飛行士にはなれるかもしれない。

雨上がりの匂いは、なぜか心を温かくしてくれる。

「これはわたしからのプレゼントだから、受け取っておいて」

微睡みの中、確かにそう聞こえたような気がした。

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