絶妙な夜

舞台役者は「此れ以上はないでしょう。」と言い残して踵を返した。

余韻と拍手に包まれる劇場。

エントランスにいち早く着いた僕は「ほんとに?」と思いながら最寄駅に向かった。

2月にしては、暖かい夜だった。

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