学校との面談/学校をつくろう!に至るまで⑤
分散登校はおよそ2週間。6月の半ばには毎日の登校がはじまります。
その前に、一度しっかり面談をしたいと申し出ました。
伝えたいことを事前に整理
とにかく伝えたいことは、学校の常識とか年齢、学年、こうあるべき、という視点を外して、目の前の息子の”今”に寄り添った対応をお願いします ということ。
そして、
・息子の現状(2年生の後半からの学校での様子や家での様子)
・こちらが想像できない感覚を息子は持っているようだ、ということ
・教室に長時間いるのは難しいこと(カウンセリング室との行き来が必要になること)
・家に電話してほしいと息子が言ったらそうしてくれること
なども伝えたいと思いました。
面談当日
私、夫、担任、学校カウンセラー、教頭先生の5人での面談となりました。
この中で、2年生の時の息子を知っているのは学校カウンセラーの先生だけです。
学校でどの程度、息子について引き継ぎされているのかわからなかったけれど、昨年度の息子の様子から伝えさせてもらいました。
先生方は、話をよく聞いてくださいました。
でも、”理解”してくださったのかは、わからない、と思ったのが面談の印象でした。
なんだか違和感を感じつつ、丁寧に話は聞いてくれた、そして約束も決め、面談は終了しました。
約束してくれたことは下記。
・教室を出るときは 「〇〇に行ってきます」と一声かけたら出ていい
・息子が家への電話を望んだ時はすぐに私(母親)に連絡をくれること
帰宅後息子に先生方が約束してくれたことを伝え、「何かあったら電話をもらえるみたいだし、すぐお迎えにだって行けるからね」と伝えると
それなら行ってみようかな、と息子も登校に少し前向きになったのでした。
面談時に感じた違和感について
私自身、脳内処理にとても時間がかかるタイプで
なにか違和感を感じていても、どこにどんな違和感を感じたのか言語化できるまでにとても時間がかかってしまうため、なんだかもやもやしたけどその中身は伝えられなかった、、となりがち。
今回もまさにそうでした。
帰宅してゆっくり整理したら言語化できました。
こちらが伝えたことに関して、「そういうことってよくあるよね」「これまでもこういう子がいたけど、学校にちゃんとこれるようになったよ」「だから息子くんも大丈夫」などと、それまでの先生方の経験から「同じ」と捉えられてしまうことへの違和感でした。
これってつまり、「学校の常識とか年齢、学年、こうあるべき、という視点を外して、目の前の息子の”今”に寄り添った対応をお願いします」という
一番伝えたかったことが伝わっていなかったのではないか、ということなんですよね。
今の私なら、この状態で無理に登校はさせなかったかもしれません。
当時は「学校には行った方がいい」という思いが私の中にまだあったから、「ひとまず息子も行く気になったし、学校も約束はしてくれたし」と考えすぎないことにして、
本登校からは登校することに決めたのでした。
この違和感、「やっぱり見過ごせないものだった」と後に気がつくことになります。
次回 ⑥ 本登校のはじまり/学校をつくろう!に至るまで⑥に続く
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