SNSに魂を込める
おそくなりましたが、あけましておめでとうございます!
イノベーションチームのゆうちゃんです!
この記事では、昨年の経験を生かして、これからの活動スタイル(どうプロモーションしていくか)の抱負を書かしていただきます!
ネタバレとしては、
「SNSの時代は終わった」
「SNSもっと活用するぞ!」
という情緒不安定な記事になりますw
それでは是非ともお読みください♪
昨年はたくさん挑戦して、たくさん負けました。
負けたと言っても、利益は必ず出る仕組みで全て挑戦したのですが、「このアイディアで市場(マーケット)の1番になろう」と毎回思ってしまう目標設定としては全敗になります。
ネット上では広告費に余裕のある大手企業に負けて…
サブスクリプションも、システムの整った大手が強くて…
オンラインサロンは人気度が高かったり、尊敬感のある有名人がいつもトップにいて…
その他いろいろ挑戦しましたが、その市場(マーケット)の中で1番にはなれませんでした。
気づいた事は3点
・今までたくさんの勝ち(1番)を取ってきたのは「店舗の周辺地域という小さな井戸」のみの自負で、SNSなどのネットでは通用しない。
・意外にも慎重な僕はいつも挑戦する前に、先駆者の前例を確認しなければ挑戦しないこと。そしていざ挑戦する頃には先駆者は「成功企業」になっているので、そこから新たな挑戦をしないと1番にはなれない。
・↑これを「破壊的イノベーション」といいますが、僕にはそのアイディアも度胸もないw
たくさんの「負け」から得たもの
昨年、たくさんのプロジェクトの中でクラウドファンディングにも挑戦していました。
(こちらも沢山のご支援をいただきましたが、もちろん世界に比べたら負けです)
初めてのクラファン挑戦で気づいたことは、支援者の方々は必ずお店でお会いしたことのある(面識のある)常連様ばかりでした。
結果が出るまで僕はこのことに気づかず、ずっとSNS上にて不特定多数のお客様へ業務的に宣伝していたんです。
いまさら考えれば、タイムラインは宣伝ばっかりで競合だらけ。店内などのオンラインで直接お願いするほうが確実だったんですね。
SNSやWebが大事な時代から、
SNSやWebも大事だけど自分の足が1番大事な時代に変化(戻りつつ)ある。
でも僕には時間がありません。
(この言葉はあまりつかいたくなかったのですが…)
現在ぼくは4店舗の飲食店を運営しているのですが、プレイングマネージャーとして他の社員と同じ時間、店舗に立っているんです。
例えば、東京の赤羽店に出勤している日は千葉にある柏店に来てくれたお客様に会う時間を作れません。
結果、移動中や休憩時間を活用してSNSに頼るという「ふりだし」に戻ってしまいます。
ただ今年はSNSにしっかりと宣伝ではなく一個人として好きになっていただける、来ていただけるような「魂」を込めようかと!
2つの営業タイプ
ここで昨年のSNS運用と今年目指しているSNS運用の違いを、
営業マン的な理論でご説明できたらと思います。
「ハンター型」
ハンター型は、とにかくたくさんの新規顧客を獲得することを得意としています。見込み度の高い人を見つけては、集中的にアクションを行います。1件獲得したら次、また1件獲得したら次、というタイプです。
数字の達成がモチベーションなので、たくさんの量をこなせます。
反対に、契約まで時間がかかるお客さんは苦手です。フォローアップを面倒くさいと思う傾向があります。
世の中で、一般的にデキる営業マンというと、ハンター型をイメージされることが多いのではないでしょうか。
昨年ぼくが全4店舗のアカウントで感情もなくただただ集客目的として運用していたインスタグラムでは
・広告課金
・ハッシュタグ
などがあります。
「ファーマー型」
ファーマー型は、人間志向・コミュニケーション志向の営業マンです。顧客獲得や売上金額そのものにモチベーションがあるというよりは、お客さんに尽くすこと人に喜んでもらうのが好き、というタイプです。
短期でお客さんに意思決定を迫るのは苦手ですが、お客さんの役に立ったりするために行動するのは得意です。
また、決められたもの売りに行くというよりは、そのお客さんのために特別なものを見つけてきたり、カスタマイズしたものを提供したりすることに強みをもっています。
ファーマー型は、販売に時間がかかる商品、お客さんに信頼されないとそもそも取引がはじまらないという商材などが向いています。
というわけで今年はこちらを運用していきたいなと!
・オススメアカウントに出たい!
・関連アカウントに出たい!
・メンションしてほしい!
・フォローやLikeをしっかりする!
目標と課題
今日、別の用事があるお客様に「今日は◯◯店にいます!会いに来てください」という投稿をしても来てくれません。
ですが今日の用事が「あの店に行きたい」となればどうでしょうか?
そう思ってもらえるにはどうしたらいいのでしょうか?
正解のヒントはあるお客様からいただきました。
久保木畳店の「魂」
赤羽店にてスタッフ独立支援の為に運営しているヨルズシで経験したお話しを↓
※ヨルズシに関してはこちら
当時は時短要請ではなかったため深夜に営業していた頃、飛び込みでお一人様がご来店してくださいました。
お名前は久保木さんとおっしゃいました。
お話をさせていただくと、畳屋さんの社長さんだそうで。
まずはインスタグラムをフォローさせていただきました。
ここからが勉強の連続。イノベーション収穫祭です!
何よりストーリーが面白い。興味深い。
ほぼ動画のない、写真と文章のみのストーリーなのですが、まるで映画のショートフィルムを観ているようでした!
内容は主に「畳を世界に広めること」
毎日更新されるストーリーはその夢に対する「魂」が宿っていて、毎日お話を直接聞いている感覚になりました。
もう一度会いたくなる!でも畳はいきなり買えない…笑
ここからが久保木さんの更にすごいところです。
お客様の声を真摯に受け、サイトのヘッダーデザインですらもストーリーのアンケート機能で決める。
僕の人生で「お客様に1番近い経営者」というアダ名をつけました笑
(本人には言ってません)
そんな素晴らしい出会いをさせていただいた翌々日、赤坂にある有名な寿司を食べに行きました。
入店早々に驚きました。
カウンターには、あの久保木畳店のコースターが置いてありました。
気づけば、僕が行きたくて気になっているほぼ全てのお寿司屋さんに、久保木畳店のコースターがあります。
畳のメニューブック、畳のスマホ置き…、
現在も様々な畳商品を普及させていっております。
お客様の意見を聞き、実現してくれる。
イノベーションすぎました…。
「世界に誇れる海鮮和食をもっと身近に」
黒澤惣三商店1号店をオープンしたときの忘れかけていた名文句が蘇りました。
ちなみに、お会いしたのは3回。長々とお話しができたのはたった一回です。
しかし久保木さんのインスタグラムで毎日挑戦する勇気をいただき、毎日会いたい気持ちになります。
久保木さんのインスタグラムはこちら
何度も書いてしまいますが、SNSでのオンライン宣伝が主流になっている今、大企業に勝てるのは僕たちの人情や「魂」をいかにオンラインで伝えれるかが今年はポイントになりそうです。
まとめ
こうして記事を書いているうちに感情が昂って長々と経緯を…失礼しました笑
今年のプロモーション抱負
「今日も元気に営業中!」などと大文字で1つ投稿をして毎日のノルマとするよりも、自分やお店の細かなことを知っていただき、お客様のご意見をたくさん聞かせていただけるような「ファーマー型」の一年を目指していきたいと思います。
今年もどうぞ宜しくお願い致します!