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「僕たちが今いる社会は、世界をどう認識しているのか」など、地方のネット活用に役立つ記事をピックアップ #186

いつもご覧いただきありがとうございす。ビーチューの雨宮です。
今回も、地方や中小企業の情報発信に役立つ記事をピックアップして紹介。みなさんの仕事の現場でお役立てください

今回は以下の4本です



アクセス解析 で サイトの問題を解決する

サンリオ流アクセス解析! BigQueryなしでも実現、GA4でPDCAの回し方(Web担)


大企業の話ですが、中小企業にもとても参考になる記事です。サイトを訪問した人の行動を「アクセス解析」で確認する時のポイントがわかります。

知りたいのはシンプルに、「ユーザーの来訪のきっかけは何か」「ユーザーにサイトで取ってほしい行動を取ってもらえているか」の2つ。あれこれ手を広げずに、2つに集中ることでサイトの目的が最大化できます。この2つに対して、以下の4つの課題について、アクセス解析で見ていく流れも紹介されています。

  • 仮説1:ユーザーとの接点に課題がある

  • 仮説2:流入元ごとに課題が異なる

  • 仮説3:ランディングページのどれかに課題がある

  • 仮説4:サイト導線に課題がある

複雑な解析ができる中で、シンプルに最重要なポイントをしっかりとおさえていく方法は、リソースが少ない中小企業にも参考になると思います。ぜひご覧ください。Check it!


BtoB企業が自社メディアを作るには?

BtoBオウンドメディアの企画/構築フェーズ1「コンテンツ企画と目標設計」(アドタイ)


BtoB企業が、ブログなどの自社メディアをどのように準備していったらいいのかが紹介されています。今回は「企画と目標設定」がテーマになっています。中小企業において「ブログ」というと、日々の社内の様子や社員のことを日記風に紹介していくことになってしまいがちですが、オウンドメディアという切り口で考えると必ずしもそういうことだけがブログ記事なのではありません。自社メディアの活用にしっかりと取り組みたい会社はぜひご覧になってみてください。Check it!


僕たちが今いる社会は、世界をどう認識しているのか

斎藤氏再選の裏にSNS・動画 投票の参考情報で新聞テレビ上回る 偽・誤情報だけでは語れない兵庫県知事選・前編【解説】(JFC)


今回の兵庫県知事選挙において、メディアがどのような役割を果たしていたのかが紹介されています。ここのところメディアやネット上の記事で見かける内容の多くは「テレビ新聞などの従来メディアが SNS に負けた」という視点になっています。この視点は私も正しいと思いますが、この表現だけを見ると「大きいメディア(テレビ・新聞) vs 草の根のメディア(SNSなど)」ということになり、「これからは 草の根メディアでより市民に近いSNSを選挙活動の中心にしよう!」という結論だけが導かれてしまうように思います。 
※「草の根メディア」という表現は最近あまり目にしないですがw 、ひとまずそう表現しておきます…(^^;

しかし実際はそう単術ではありません。SNS の世界で発せられていた内容は、決して「市民による前向きな選挙活動」として発せられたものというよりも、偽情報や間違った情報にも立脚したある種の「空気」のようなものの中で雰囲気だけが醸造されていたかのように見えるからです。

しかしながら、この状況に対して私たちは「偽情報に注意」という表現しか持ちえていない上に、この「偽情報に注意」という指摘は、起きている現象の根本や本質を見逃してしまっています。

もちろん「偽情報・誤情報が問題だ」という指摘は大切なのですが、アメリカの大統領選挙も含めて、事の重大さ、事の本質はそこではありません。

「偽情報」が問題の本質ではなくて、偽情報も可能となるある種の「空気」「雰囲気」だけが醸造されて、その空気・雰囲気が「世界の見方」「世の中というもの」を形成していることが問題の本質のように思います。

そんな中、SNSの投稿を検証・分析している日本ファクトチェックセンターからこのような記事が掲載されていました。私たちが世界を認識したり意思決定をしたりするための「土台」が大きく変化していることとが解説されています。そしてそのこと自体をメディアに携わる人も理解できていない現実も紹介されています。

今回の選挙について、筆者(古田)はあるテレビ局から取材を受けました。「デマが大量に拡散し、熱狂的に信じている人に事実を報じても伝わらない。どうすればよいのか」という質問がありました。

「この捉え方自体に問題がある」と回答しました。(後編)

記事では「この捉え方自体に問題がある」と指摘していますが、まさにここがポイントのように思います。偽情報(デマ)が問題の本質なのではなくて、このテレビ局の人が考える「デマ」と「真実」の区別がないレイヤーで世界認識の枠組みが形作られているということです。

「今、私たちが世界(社会)をどのように認識しているのか」、ネットに触れる誰もが必ず知っておきたい事実ですので、前編・後編合わせてぜひご覧いただきたいと思います。Check it!


Instagram から、ハッシュタグのフォローが消える

Instagramがハッシュタグのフォロー機能をやめる Instagram Is Removing the Option To Follow Hashtags(Social Media Today)

これまであったタグのフォローがなくなることになりました。どうしてそのようなことが起きているのか記事をご覧ください。
すでに、タイムラインには、フォローしている人の投稿と同じぐらいアルゴリズムによる投稿が表示されていますが、今回のこの動きは結果的に、「どの人・どのカテゴリーの情報を見るのかを自分で選択する」ことから、「どの人・どのカテゴリーの情報を見るのかはアルゴリズムが勝手に決める」ことに変化する大きな流れの一部にすぎません。英文の記事ですので翻訳機能を利用してご覧ください。Check it!

次回をお楽しみに!
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