滞在型地域課題解決プロジェクト『横から交差点』がスタートしました!
ビーコーズ × 青森県上北地域県民局
この記事では、滞在型地域課題解決プロジェクト『横から交差点』の誕生秘話や取組みについてお話させて頂きます。
滞在型地域課題解決プロジェクト
『横から交差点』とは?
その名の通り一定期間の滞在を通して参加者はプランナーとなり、ユニークで多彩な地元事業者の特色を活用してプロジェクト化された地域課題に取り組みます。
横から交差点の由来
地域課題に対して多様な人々が気軽に関われる関係を交差点に見立て、様々な人が交差し関われる仕組みを作りたいという思いからこの命名にしました。
このプロジェクトを通して
地域課題 × 地元事業者を組み合わせて関わりを構築することで、地域の課題や企業・活動に触れるきっかけを作り、地域への好奇心を促進させたい。
この取り組みを通して、地域課題を軸に関心を持つ人々が地域の資源を活かし、課題解決をしながら継続的に関わっていける仕組みを構築することを目指します。
この土地の人や資源に関わることで、人生における仕事や暮らしに対して新たな見方を持つ機会になって欲しい、これをきっかけに好きな地域との関係を深めるきっかけになったり、滞在や課題解決への取組みを通して、まだ知らない自分の発見や、人生の新たな選択肢に出会える機会になればと考えています。
どんな課題感から生まれたのか
令和4年度に行われた地域課題解決型インターンの受入企業として参画したことから始まりました。
課題感
地域課題解決型インターンでは、地域課題解決としつつも企業の課題をMISSIONとして取り組むという、どちらかといえば企業課題解決型のインターンの印象があった(地域課題解決に寄与できているのか)
学生インターンという特性上、企業が「教えてあげる」学生インターンが「学ぶ・教えてもらう」という体制的なイメージを感じた(誰のため・なんのために行っているのか)
地元学生に対して企業体験を行うことに対しては、前提として良いことをしているのでだれが見ても良い印象にうつる。結果、成果報告会など振返りをみてもあまり改善点やもっと良くするにはという視点においては考えられていなかったかなと思う。(学生だけどすごかったとか、今の若者はとか、学生インターンが取り組んだので良かったという視点が多い。本質である課題に対する成果が本当にあったのかが曖昧になっていた)
企業側がもっと地域課題を通した取組み、地域課題を意識した取組みだと認識できるようにしたい。企業側がどんな目的でどんな地域課題に取り組んだのかその成果が地域にどのような影響を生み出したのか、企業や地域視点でも考えたい(手段というよりはもっと本質的な仕組みを作るべき)
方針として
企業基点ではなく、地域課題を基点として行えるようにする
地域課題をベースに地域企業の特色を活かせる地域課題と地域企業の特色をMIXしたMISSIONを作る
インターンという枠での募集ではなく、課題を自分事として捉えられるプランナーとして参加者を募集
地域課題 × 地域企業 × プランナーによる取組みを企画
目標やゴール設定
事業自体の理想
地域課題 × 地元事業者 の組み合わせで関わりしろを構築することで、県内外の若者が地域の課題や地域の企業に触れるきっかけをつくり地域への好奇心を促進させる
中長期的な理想
地域課題解決に通じるMISSIONが継続的に生まれる
MISSIONに取組む若者が継続的に集まる
地域課題解決を通した地域での成功体験を生む
どのように課題にアプローチするのか
アドバイザー/プランナー/サポーター/コーディネーターの4つの役割を作りました。
▼サポーター
プランナーのサポートを軸に1つのプロジェクト毎に一人深く関わって下さる事業者の方
可能な範囲でプランナーに伴走し提案の具体化、具体化するための意見出し、提案の実現可能性を広げるための動きを共に行う
▼プランナー
地域課題解決プロジェクトに応募し集まった挑戦者の皆さん
プランナー自らが主体となり、地域の方との交流を通して課題や現状を把握し、その地域性にあった形での課題解決の提案等を行う
▼アドバイザー
プランナーがつまづいた際に助け舟を出して下さる事業者の方々
プランナーがさらに幅広く知見を得たいとき、提案の具体性や実現可能性を上げるために、相談や協力していただく
▼コーディネーター
プランナーに任せるのではなく、地域コーディネーターとしてプランナーに寄り添い、地域課題の解像度を上げ、地域資源および事業者の特性・特色の理解を促進させるために上記3つの役割をスムーズにつなげる
僕らが本当に生み出したいもの
地域課題を関わりしろに
前述しておりますが、大事なことなのでもう一度。
地域課題 × 地元事業者 の組み合わせで関わりしろを構築することで、地域の課題や企業に触れるきっかけをつくり地域への好奇心を促進させたい。
僕らがこの取り組みを通して目指すものは、地域課題を軸に地域に関わりたい人が地域の資源を活かし、課題解決をしながら継続的に関わっていける仕組みをつくることです。
そして、この土地の人や資源に少しでも関わりをもつことで、人生における仕事や暮らしをあらためて見つめなおす機会になって欲しいと考えています。
▼ビーコーズとは
https://be-cause.co.jp/
▼その他の取組み
ライター
(株)ビーコーズ|村岡 将利(むらおか しょうり)
Facebook | X ( Twitter ) | Instagram