年上部下と話す時、匙加減がわからない。さてどうする?
こんにちは^^
ドイツ ハンブルク在住
オーセンティック・リーダーシップコーチ
ICFメンターコーチ
ホイスラーアルビ 愛(めぐみ) です。
社内で1on1を進めるにあたって
一番気になるのが年上部下。
コーチングの現場では、そんなお声もしばしば聞きます。
異動してポジションがひとつ上がり、入社当時の部署で先輩だった人の上司の立場になってしまった
女性リーダー育成プロジェクトの一環として高いポジションに挑戦することになったが、部下は自分より5歳以上上の男性
ヘッドハンティングされて以前と少し違う業界に転職。まとめていくメンバーには業界の経験が長い年上メンバーがちらほら
そんな状況は、意外と珍しくないのかもしれません。
気をつかってしまって距離感ができてしまうか、最初から明らかに避けられているケースもあるでしょう。
本当は、年上部下との信頼関係を築いて、応援してもらえたら、とても心強いですよね。
信頼関係を築くことができる関わり方について、3つ秘訣をお伝えします。
まずは、基本中の基本。
① 敬意
年上の人だけでなくてすべての人に対して敬意を払うべきですが、特に信頼関係のまだ築けていない年上部下の人に対しては、敬意をきちんと払えているかチェックしてみてください。
まず、自分がその人のことをどう見ているか?
たとえ会社での肩書が自分より下だとしても、リーダーのポジションについていない人だとしても、人として敬意を感じること。
長い業務経験や人生経験の中には沢山の価値や深みがあるものです。それぞれの人の経験から教えてもらう姿勢でいたら、その姿勢は相手にも伝わります。
コミュニケーションのベースとも言えますが、
② 興味
自分が先に相手に興味を持たないと、相手は自分に興味を持ってくれません。まだ一緒に仕事をして間もない人については、今までの人生でどんな経験をした人なのか、仕事上はどんな実績があって、何を大切にしているのか、など。
しばらく一緒に仕事をしている人の場合も、意外とその人のことをよく知らない場合もあります。改めて相手に目を向けて、どんな価値観、強み、資質を持っているのかな、という視点で観察することをおススメします。
特に強みに関しては、目に見える部分もあるでしょうし、周りの人から聞いたり、本人に個別に聞いたりすると意外な部分がみえることもあります。
仕事上はリーダー職についていなくても、その昔スポーツなどで後輩の面倒をよくみていた、という人もいるでしょう。
そういう得意分野があれば、例えば新人のメンターとして活躍してもらうのもひとつでしょう。
最後に、
③ フィードバック
気をつかうあまりに、言いたいことを言えなくなってしまうのは良くないです。何も言ってこないと思うと、相手が頑固に自分のやり方に固執したり、指示に従わないということも起きてしまいます。
前提として、相手にポジティブなフィードバックを定期的にすること。
ポジティブな承認をする場合は、成果、行動、資質などに対して、多角的に行うといいです。
成長してほしいエリアや変えてほしいことに関しては、なるべく具体的なフィードバックをするのが大切です。
抽象的なことばかり言われると、どう行動を変えていいかわからず、モヤモヤしてしまいます。
それから、言いたいことを一気に言おうとするのは自分の都合で、あくまで相手が受け取れるだけのサイズで受け取りやすいタイミングにすることが重要です。
毎回きちんと自分のことを観察してフィードバックしてくれるのがわかると信頼関係が徐々に強くなります。
今回は、年上部下にフォーカスをあてて、コミュニケーションの秘訣をお伝えしました。
音声でも配信しています。
https://stand.fm/episodes/66e94120ae50a3a84f1e3686
ここまで読んでいただきありがとうございます。
////////////////////
ホイスラーアルビ 愛
【初回限定】45分オンライン体験セッション
■「部下を幸せに出来るリーダーになれる」動画3点プレゼント
■「オーセンティックなキャリアと人生を叶える!」7つのメールレッスン
■「理想の未来に出会う」セルフコーチング・ワークブックプレゼント
拙著(電子書籍)
「自分と部下を幸せにするリーダーの5つのルール」
「セルフコーチングで叶えるグローバルな生き方」