ミスの多すぎるかけ算わり算の間違えない計算方法(乗法と除法)【式の計算】
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ここは 4.3. 長い分数に通分するやつ ほど難しくはないんだけど、
計算量が多くてミスもしやすいところです。
前のページ(a²みたいなやつの計算)は必ずやっておいてね!
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まずはこの問題です。
3.3.でもやったけど「かっこはすぐに外したい」でした。
また「かけ算わり算はひとかたまり」というのも何度か出てきてるよね。
ここでも使います。
かけ算わり算はひとかたまり、
なのでそのカタマリで「−」の数を数えます。
マイナスの数が奇数個なら全体で「−」、偶数個なら全体で「+」です。
(奇数→1,3,5,7,9… / 偶数→0,2,4,6,8,10… )
上の問題は「−」が1個。だから全体で「−」です。
一番先頭に「−」を書いたら、さっきのかっこは消します。
後は解くだけ。
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では次!
今度もかけ算だからひとかたまりだね。
「−」の数を数えます。
「−」は今度は2つ(偶数個)あるので全体で「+」です。
「+」は普通先頭には書かないので、かっこだけ外します。
あとは解くだけ。
これが基本です。
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次!
わり算があるとき。
わり算があるけど、いったん無視してかっこを外します。
かっこはすぐに外したい!
ここで、ひとつ知識です。
「÷」はひっくり返すと「×」に出来ます。
このひっくり返す、というのは逆数のことです。(くわしくはここ!)
で、このままでもいいけど、もう少し丁寧に解くとこうなります。
「b²」は「bb」と2つ書いておいた方がいいです。
上下に書くと、約分も見えやすいよね。
残ったものはこうやって◯で囲むと、ミスが減ります。
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(余談)
慣れてきたら「わり算は下にいく」って覚えてもいいです。
そしたら今の問題はこういうふうに解けます。
いきなりひとつの分数にしちゃうやり方です。
このくらいの省略なら大丈夫。
(※それより2行目のかっこを外すだけの途中式は省略しないほうがいいです。符号ミスは圧倒的に多いから。)
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次。
かっこはすぐに外したい、んだけど、
指数(ちっちゃい数字のこと)があるときだけは違います。
指数があるときは○乗を取るのが何より優先です。
あとはかっこを外して同じように計算です。
OKかな?
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じゃあこれ。
まず○乗を取るのが何より優先(=それ以外は一度無視をするということ)
次はかっこを外す(それ以外は無視)
わり算は下にいくから
① 「−」を目立たせて書いておくこと(後で忘れないように)
② 文字は文字分書いておくこと
がミスをしないためのポイントです。
これで答え。
もちろんこうやってもいいです。
どうせ「かけ算わり算はひとかたまり」なので、意味は同じです。
好きなほうを選ぼう。(そのかわり、選んだら毎回そのやり方で)
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最後の解説!
これも「かっこはすぐに外したい」です。「−」を数えてね。
この時、すべて分数にしちゃいます。
横に書いてあるのを、上に置いておく(「かけ算は上」です)
そしたら、わり算はひっくり返してかけ算に。
分数は「わり算は下にいく」が使えないからね。
こうやって「ひとつずつの分数」にします。
ここで「xxy」を上にしちゃうミスが多発するんだけど、
さっき分数にしておいたおかげで、間違えずに済んだはずです。
あとは計算。
ということでした。
意外と難しくない、と思えたかな。
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ここは確かにミスが多そうだったでしょ。
みんながミスしてるところでミスをしなければ、点差もつくはずです。
でも、できるようになれたら、友達にも教えてあげようね。
じゃあ[練習問題]やってみるよ!
4.3.とちゃんと区別して解けるように、反復しといてね。
[練習問題]式はまずノートに写そうね(答えは下)
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