社員A ヘッジファンド編♯8: 「ETFでよく見かける「為替ヘッジあり、なし」とはどういう意味?」<ー 初心者向け説明 40代、50代、60代サバイバルの方は参考になると思います
今回は「ETFでよく見かける「為替ヘッジあり、なし」とはどういう意味?」について少しばかり記述します。
海外債券系ETF、指数系ETFを見てみると(例: iシェアーズ 米国債20年超 ETF(為替ヘッジあり)(2621))などたありますが、なんだこの「為替ヘッジあり」の意味は?
と思う方もいると思いますので、軽く説明します。
為替ヘッジあり: 外国の株式や債券を含むETFにおいて、為替変動によるリスクを軽減するため、為替ヘッジを行っていることを意味します。具体的には、ETFの運用会社は、外貨建てのETFの資産をドルに両替し、為替先物市場において、外貨建てETFに対応するドル建ての先物契約を取引することで、為替リスクを軽減します。為替ヘッジがない場合、ETFのパフォーマンスは、原資産の価格変動と為替レートの両方に左右されますが、為替ヘッジがある場合は、為替リスクをヘッジすることで、原資産の価格変動のみがパフォーマンスに影響するようになります。為替ヘッジがあるETFは、外国の市場に投資する際に、為替リスクを軽減するための有効な手段として利用されます。
一言では、海外の物でも「物」の値段だけ心配していればいいいということです。 米国債券なら、その値段だけ心配をしていればいいということです、為替リスクはヘッジ(保険のような物)しています、ということです。
具体的にどうしているか?: 為替ヘッジを行うETFの運用会社は、外貨建てのETFの資産を現地通貨からドルに両替し、為替先物市場において外貨建てETFに対応するドル建ての「先物契約」を取引します。この先物契約は、外貨建てETFの資産と同額の通貨建ての先物契約となります。
為替ヘッジによって、外貨建てETFのパフォーマンスは、原資産の価格変動による影響を受けますが、為替レートの変動によるリスクは軽減されます。ただし、為替ヘッジを行うことには、「コストがかかるため、為替ヘッジなしのETFに比べて、管理費用が高くなる」ことがあります。
また、為替ヘッジを行うETFの投資対象国が、米ドル以外の通貨で建てられている場合には、ドル以外の通貨で先物契約を行うこともあります。
ま、こんなところです。
私ですか~
以前は、円安傾向だったので「為替ヘッジなし」の「NEXT FUNDS ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価(為替ヘッジなし)連動型上場投信 (1546)」を売買していましたが、円安傾向も変わってきたので、ETFの米国債券系 (2621)の「為替ヘッジあり」系を取り混ぜることにしました。