マロンのお話。
写真は亡くなる前、病院で眠っていたマロンの写真です。
この写真とても気に入っています。
というのも、痛みで眠れなかったマロンが久しぶりに心地よく眠っていた写真だから。
でも、この写真と動画を見たくても悲しみがこみ上げてきて見れませんでした。
この後痛み止めを打つ時にはちゃんと目を覚して注射を打ってもらい
表情も穏やかで先生もいい表情をしてますねっと言ってくれました。
ですが、このあと家に帰ってすぐに様態急変し亡くなりました。
なので、この写真は亡くなる数十分前の写真です。
穏やかな顔で寝てる最後の写真だったのでアルバムを開けませんでした。
亡くなる前の3日間、マロンが寝ると私も安心して寝ていました。
でもフッと目を覚ますと起きているんです。横になって寝ていたのに伏せの態勢になってじっとどこかをみていました。
きっと痛みで熟睡できなかったのでしょうね。その度に撫でていました。そうしているとまた寝てくれる。でもしばらくすると起きているの繰り返し。辛かったと思います。
そんな様子なのに前日まで歩くことができていました。立ち上がると本当に辛そうな表情になり、直ぐには歩き始めることができませんでした。痛みを我慢しながら行動していたのでしょう。
それでもリズムの隣にまで歩き倒れるように眠っていました。
なにかを伝えていたのかもしれません。
その日私がお風呂に入っていた時も辛いなか立ち上がって浴室に続く廊下をみていたそうです。お風呂から上がった私にパパが教えてくれました。
翌日(亡くなったの当日)の通院で私がお風呂に入っていた時の話を先生にしました。先生はそれなら入浴中は脱衣所に寝かせてあげるなどして近くにいて安心できるようにしてあげてみてはとアドバイスをもらったところでした。
亡くなる前日にはリズムに寄り添い。当日は夕方に一度発作のように息があがりもう駄目かもと思った場面もありました。
それでも穏やかな表情に戻りなんとか耐えました。その後パパが帰ってきてくれてマロンを撫でて声をかけました。
病院に連れて行くためにバギーに乗せる時には全身脱力していました。
それでも病院では穏やかな表情をみせていました。
マロンは頑張ってパパを待ち、お世話になった病院の先生達に最後の挨拶をし、自宅に戻り皆に最後の挨拶をする為に頑張っていたのではないかと思います。
のんびり、のほほんとしたマロンでしたが最後は律儀な行動をし粋な子だったなと思います。
今もまだ私の感情はフワフワしたままです。もういない事はわかっているけど実感がないというなんとも言えない気持ちで過ごしています。
久しぶりにマロンの話を書いてみました。粋な娘にママは会いたいよ。