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9年間苦しみ続けた過敏性腸症候群に打ち勝つプロジェクト(後半)

この記事は、ビジネス・ブレークスルー大学(BBT)の学生・みんみんさんの卒業論文『9年間苦しみ続けた過敏性腸症候群に打ち勝つプロジェクト』について書いた記事の後半になります。
前半の記事では、症状克服までのプロセスや、卒論テーマの理由について書いています。
経営学部しかない大学で、どうやって病気を治したのか・・・
ご興味のある方はぜひお読みください!

後半となる今回は、みんみんさんの卒論活動を通しての苦労や感想について書いています。

みんみんさんプロフィール

2018年秋入学のみんみんさん(入学時19歳)
宮城県在住で、卒業後は「日本の良さを海外に伝えたい。」「地元東北の食材を活かした食品開発がしたい。」と第一志望である食品開発の仕事に就職されました。

BBT入学理由

「なぜBBT大学に入学したんですか?」

地元の大学へ進学を考えていましたが、先輩方の大学生活の話を聞き、自分の求めている学生生活とのギャップを感じました。より勉強への熱量が高い学生が集まる大学が良かったこと、自分のペースで学べることが、自分に合っていると感じ、BBTを選びました。

また、高校生の時から「日本の魅力を海外に伝えたい」という思いがあり、海外ビジネスを学びたかったこと。社会人学生など様々な人と関わることで、自信のない今の自分を変えたかったこともBBTを選んだ理由です。

卒論での苦労

「卒論は大変、、だと聞きますが、実際どうでしたか?」

腹痛の原因を探っていく上で、過去に発症した際の状況を思い出して全て書き出し、そこから何が本当の原因か?を見つけていく分析に1番苦労しました。
結果を出すことに急いでしまいがちですが、一つ一つ丁寧に症状を振り返り、自分だけの原因を見つけていくことが大事だと学びました!

また、就活やBBTの学習と並行して卒論に取り組んだため、ハードスケジュールでした。しかし就活面接や大学のグループミーティングなど、今まで自信のなかった「人前で臨機応変に話す場面」が多かったので、解決策を多く実践出来たのは良かったと思っています!

卒論の活動期間は9か月で、1か月に1度は先生と、ラーニングアドバイザ(LA)の方とは2週間に1度ミーティングをしていました。たくさんお話出来る時間があったことが活動の支えになったと思います。

※ラーニングアドバイザー(LA)=学習をサポートしてくれるアドバイザー

卒論後の変化

「卒論後、どのような変化があったか教えてください!」

①過敏性腸症候群(IBS)の改善により、生きやすくなった。
現在、IBSの症状は殆どありません。
今まで症状が出ていた就活の面接や、ミーティングなどの場面で、腹痛により困ることも無くなり、前よりも生きやすくなったと感じています。
IBSの改善により、今まで腹痛の症状が出てしまうため空腹の状態でしか乗れなかった電車も、満腹の状態でも乗れるようになり、とても嬉しかったです!

②リフレーミングにより、考えすぎることが減った
いつも「こう言えば良かった」「ミスをしたらどうしよう」と、不安な気持ちになることが多く、考えすぎで眠れないこともありました。
今はリフレーミングを使って、物事をポジティブに捉えることができるので、心配しすぎることもなくなりました!
自分の中で根本的な考え方、マインドが変わったのはとても良かったです。

※リフレーミング=物事を違う視点から考え、ポジティブに捉えること。

みんみんさんコメント

「卒論を通しての感想をお願いします!」

卒論に取り組む前は自分の中で漠然と「ストレスが原因だからストレスを減らす解決策で治して行けたら…」と考えていました。(運動量を増やすとか音楽を聴いてリラックス…とか)
実際取り組んでましたが一向に良くならず…社会人になってもこのままで大丈夫なのだろうかという不安から腹痛が悪化していたので、卒論で自分だけの原因がわかり、腹痛の改善だけでなく、その根本的な原因となっていた「話すことに対して自信が無い」事も発見し解決出来たため、卒論でこの問題解決に取り組む事が出来て本当に良かったと感じています!

みんみんさんは、twitterにて、自身のIBSでの経験や情報などを発信しています📢

みんみんさんtwitter


冨岡先生コメント

みんみんさんの所属した卒論ゼミ「問題解決プロジェクト」の冨岡武先生から卒論についてのコメントを頂きました!

私の卒論ゼミでは「キャリアと人生を拓く問題解決プロジェクト 〜 難しいことを何とかする本気の挑戦 & 相手価値のある発信」をテーマに掲げています。みんみんさんの今回の卒論は、自分の困難な状況に真正面から向き合い、自らの手で卒業後のキャリアと人生を切り拓いた素晴らしい問題解決プロジェクトでした。9ヶ月間に試行錯誤しながら彼女が身に付けた問題解決力は大きく3つあったと思います。一つは「難しくても何とかしたい」意志力、もう一つは「思い込みなく事実ベースで考え、自分にとって効果のある答えを創る」思考力、そして最後に「小さな結果を1つずつ積み重ねる」実行力です。これらは問題(=難しいけれど何とかしたいテーマ)が変わっても発揮できる「一生もの」のスキルです。問題解決力をみんみんさんの強みの1つとして、卒業後の新しい仕事でもプライベートで続ける同じ病気で悩む人たちへの発信でも挑戦を続けて下さい。ずっと応援しております!

ビジネス・ブレークスルー大学 専任准教授 冨岡 武
  

冨岡武先生について
筑波大学 第一学群社会学類(政治学) 卒業。BBT大学大学院 第4期卒業 経営修士(MBA)。
㈱ブリヂストン、アーサーアンダーセン、トーマツコンサルティング㈱のシニアマネジャーを経て、2008年4月に独立。
「KY(答えを読む)からKT(答えを創る)」をコンセプトに、企業のビジョンや事業課題を「自分たちで考え抜く」ワークショップ研修を数多く実施している。
共著:「ファシリテーション ー 実践から学ぶスキルとこころ」2009年 岩波書店 など

終わりに

「卒論は、卒業資格を得るためだけのもの」と考えていましたが、今回みんみんさんのお話を聞き、「卒論を通して、人生を変えることができるんだ!」と驚きと感動でいっぱいになりました。
最初に話を聞いた時は、経営学部の卒論で、病気を改善・・・どういうこと?と疑問に思っていましたが、BBTの講義で学んだ問題解決プロセス、リフレーミング、PREP法を活用されていて、
BBTでの学びは、ビジネスだけでなく、生活の中・人生の中で本当に役に立つものだと実感しました!
私も卒論を通して多くの学びを得られるようにしたいと思います。

過敏性腸症候群でお困りの方がいらっしゃいましたら、この記事や、みんみんさんのTwitterをご紹介していただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました!


ビジネス・ブレークスルー大学(BBT)とは

☑通信制大学
☑経営学部(グローバル経営学科ビジネスデザイン学科
☑大卒資格(学士号)取得可能
☑大前研一学長をはじめ、教員の大半が現役実務家
☑経営指導・人材育成教育を行う株式会社ビジネス・ブレークスルーが設置 

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