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少しだけ経済ねた 投資家ジム・ロジャーズ「一刻も早く移民を受け入れるしかない」…日本が経済大国でいるためにいま必要なこと 2025.1.17

 この手の記事では、毎度のように日本経済はダメ、そして移民を受け入れろとなるのだが・・・


日本は破綻する可能性が高い

日本はお気に入りの国の一つであるが、本書で述べてきたように、明らかに大きな危機が訪れている。デフレからの脱却、少しはインフレ局面に移行した感はあるが、抜本的な改善には至っていない。

この先も、このまま状況を改善する抜本的な政策が行われなければ、第1回の記事で述べたように人口は減り続け、借金も増え続けていくだろう。生活水準ならびに国際競争力はさらなる下降線をたどり、企業の倒産や個人の破綻も増えるかもしれない。今の日本では考えられないような、治安の悪化も大いに考えられる。

このように、日本の未来は暗い。誰かがすぐに何かをしない限り、この状況は変わらないだろう。誤解を恐れずに言えば、日本そのものがデフォルト、破綻する可能性が高いと私は思っており、日本は正念場を迎えている。

「今度は違う」「日本は違う」と目を覆うのは、間違いであることを、多くの日本人は認識しておく必要がある。現に私だけでなく多くの日本人も無意識かもしれないが、何かがおかしいと感じ始めていたり、違和感を覚えていたりしているのではないだろうか。

https://president.jp/articles/-/90162

 今のままだいいとは思わないのだが、現状で経済が好調なのは、アメリカだけだ。しかし、アメリカも移民によって国内は大変なことになっている。
格差も拡大している。儲けているのは、GAFAなどの巨大企業で、普通の人は家賃の高騰、物価高で苦しんでいる。さらに、不法移民、安価な合成麻薬の普及。問題だらけだ。

“繁栄を誇ったポルトガル”の歴史に重なる

つまり日本はこのままでは、衰退してしまうのである。このような状況は、かつて世界有数の繁栄を誇ったポルトガルの歴史とも重なる。南ヨーロッパのイベリア半島、ユーラシア大陸の最西端に位置するポルトガル。国の大部分を大西洋に面している恵まれた立地から、大航海時代にはパイオニアとして海外に進出していった。

中でも1400年代前半に、より積極的に海外進出を支援したエンリケ王子時代には、海外進出がより本格化する。次々と世界中の大陸や国に進出していき、アフリカやブラジルといった世界各国で植民地を拡大するとともに、農場を展開するなどして、勢力圏や経済圏を世界中に広めていった。

日本をはじめとする東南アジアも訪れている。日本においては、鉄砲、タバコ等を伝えるなど、西洋の文明や文化を紹介した功績も大きい。日本を代表する料理、天ぷらも実は名称も含め、ポルトガルが起源だとの説もある。このような大航海時代の礎を築いたエンリケ王子はその活躍や功績から、エンリケ航海王子と呼ばれることもある。

ところが1755年の11月1日に、ポルトガルの首都であるリスボンを、マグニチュード9ほどの大地震が襲う。津波や火災が発生し、街は壊滅状態に。死者も6万人ほどに上ったと言われている。ポルトガルはこの大地震をきっかけに、国内の政治や経済が混乱する。それまで世界を代表する貿易大国から一転、みるみるうちに経済が弱体化していき、歴史の表舞台から消えていった。

https://president.jp/articles/-/90162

 ポルトガルと一緒にしたところで・・・ちなみに、日本は江戸時代の時から、江戸は、世界でも有数の大都市だし、第一次世界大戦の時から経済大国の1つだった。

 ポルトガルとは、規模が違う。比較にならない。

日本も「ジンバブエ」になる可能性がある

農業に加え、他のビジネスもまともにできなくなった外資系企業は、一斉にジンバブエから撤退していった。その結果、ジンバブエのもの不足はさらに深刻化する。ものが不足すれば価格は当然上がる。さらには先述したように、莫大ばくだいな量のお金を印刷していた。インフレは止まることなく急激に進み、町のスーパーの棚からは品物がまったくなくなるという状態になった。

このように、優秀ではないリーダーが稚拙な政策を実行したことにより、かつては大繁栄していたジンバブエが、今では世界で最も貧しい国の一つになってしまったのである。日本人の多くは、ジンバブエが経験した歴史を「私たちとは関係ない」と言うかもしれない。しかし私から見れば、日本もジンバブエのような危機的な状況に陥る可能性は十分にある。

続いては本書の1章でも少し触れたが、日銀はマーケットに介入するべきでない。市場から撤退し、市場に主導権を握らせる。日銀が金利を決め、為替に介入するといった政策を改める必要がある。自分たちで何かを決定する、決定できるという体制や姿勢、思考を改めるべきだ。

金利が高すぎると感じても、通貨の価値が下落する局面を迎えたとしても、日銀は介入しない。市場が決めたことだと思い、受け入れるのである。確かに日銀には、非常に教養のある優秀な人材が豊富にいる。しかし先ほど述べたように、市場の判断の方が賢明で優秀だと思うからだ。

https://president.jp/articles/-/90162?page=4

 今度は、ジンバブエになると脅す。そして、日銀はマーケットに介入するなと。市場に主導権を握らせろと。

 市場の判断のほうが賢明で、優秀だとさ・・・その市場をコントロールしているのは、どこの国だろうか?

 政策金利で、インフレをコントロールしようとしているのは、どこの国のFRBだろうか・・・

 これは、アメリカというかアメリカの投資家にとって、都合が悪いから日銀は、アメリカのコントロールしている市場に手を出すなと言っている。

 酷い話だ。市場のほうが、賢明で優秀ね・・・

「市場」の持つ力に委ねるべき

実際、市場が主導権を握り金利を自由にさせれば、日銀がどれだけ国債を買おうが、何をしようが関係なくなる。日銀はさらにお金を刷るかもしれないが、市場はそれすら気にしなくなるだろう。そして金利は、正常な値へと自然と導かれていくのである。

もちろん、市場が主導権を握ると経済の危機や場合によっては崩壊につながる可能性もある。しかし、そのような状況はあくまで短期的な痛みであり、長期的な目線で見れば、市場の持つ力の方が、日銀などの中央銀行よりも経済を正常化させる可能性がある。これも、歴史が物語っている。

長年言い続けてきたことでもあるが、勤勉な人が成功しないわけがない。これは、国でも該当する。実際、今から数十年前に日本が戦争に負け、焼け野原となった状況から劇的な、世界でも類を見ないような経済復興ならびに発展を遂げたのは、日本国民の多くが勤勉で、努力したからに他ならない。

国の政策が良かったからでもなく、日銀がマーケットに介入し金融政策を行ったからでもないのである。つまり再び日本が元気を取り戻すには、政府や日銀に頼ることなく、日本人が以前のように勤勉で努力する必要もある、ということだ。

https://president.jp/articles/-/90162?page=4

 市場が主導権を握ると、場合によっては崩壊するとか言っている。それでは、ダメだろう・・・

 政府や日銀の頼ることなく、日本人が以前のように勤勉で努力する必要があると・・・いや、その日本人が働きすぎだと、文句を言っているのは、外国だろうに。

 おかしな話ばかりだ。

人口減少問題の解決についても、私なりの考えや意見を述べたい。日本人の多くは、将来的に日本に問題が起きることが分かっているから、子どもを産まないと私は見ている。これまで述べてきたように、本人が意識している、感じ取っているかどうかは別としても、多くの若者が将来に不安を感じているように思えるからだ。

戦後、日本が世界屈指の経済大国になったのは、努力をしたことはもちろんだが、人口が増えていったことも大きい。つまり日本が再び復興するには、人口を増やすことも重要なのである。というより、人口を増やすしかない。

https://president.jp/articles/-/90162?page=5

 そして、人口の話になり、移民の受け入れというパターンだろう。

一刻も早く、移民の受け入れを

人口を増やすための取り組みは2つある。出生率を上げるか、移民を受け入れるか、あるいはその両方を行うか。私は、どちらも行う必要があると考えている。しかし残念なことに、現在の日本にはそのどちらも行う動きが見られない。

日本を見ていると、移民の受け入れには根強い反対意見があるように感じる。つまり、移民を増やすことによる人口減少問題の解決は、多くの日本国民が望んでいない対策だということだ。

理由はいくつか考えられる。まずは、外国人に仕事を奪われるのではないか、との不安だ。しかし、このような考えは間違っている。多くの移民を受け入れているアメリカを見れば明白だからだ。

GAFAという言葉に代表されるように、アメリカからはグローバルで大活躍している、世界中の企業や人々になくてはならない商品やサービスを提供している企業が、数多くある。そしてこれらの大企業を創業したり、幹部を務めていたりする人たちの多くは、移民である。

https://president.jp/articles/-/90162?page=5

 移民を受け入れて、そして、移民が働きやすいように、公用語を英語にする。そして、名だたる大企業の経営陣には、英語しか話せない外国人がなる。

 これも、簡単に想像できる。

「優秀な移民」を迎え入れればよい

マイクロソフトやグーグルの経営陣はインドからの移民が多いし、テスラやスペースXの創業者であるイーロン・マスクは、南アフリカからアメリカに移り住んだ人物である。そして、もはや説明するまでもないだろう。マイクロソフトやグーグル、テスラやスペースXといった企業でどれだけの従業員が働いていて、どれだけの経済効果を生んでいるのか。

そう、実際には移民は雇用と経済効果を生み出すのである。日本だとどうしても移民と聞くと、出稼ぎ労働者的なイメージを持ちがちだが、決してそんなことはなく、優秀な移民を多く日本に迎え入れればよいのだ。

ただしそのためには、移民に日本が良い国だと思われる必要がある。そういった観点からも、一刻も早い経済復興が必要不可欠なのである。

さらに移民は、子育てに対して積極的な傾向があるため、少子化の解消に寄与してくれることも大きい。日本の女性たちが子育てに積極的ではないとしても、その代わりを移民の女性たちがしてくれる可能性があるからだ。

移民受け入れに関するネガティブでマイナスな法律や就労ビザなどは即座に撤廃し、一刻も早く、日本は多くの移民を受け入れるべきである。

https://president.jp/articles/-/90162?page=6

 マイクロソフトは、そもそもPC/AT互換機を世界で標準みたいな事をしたさいに、標準OS見たいにしたからだろう。その時代に、日本は、それぞれのメーカーでOSも作っていたし、ホストコンピュータのOSも独自に作っていた。

 アメリカのグローバルスタンダードという標準のようなアメリカ基準に潰されただけだ。テスラ?自動車の販売台数で言えば、全然少ないだろう。

 株価が高いだけだ。

 全てがアメリカが優れていて、それは移民のお陰だというのか。でも、日本は英語が公用語でもない。日本語を棄てれば、もうそこは日本でもなんでもない。ただ、日本という国がかつてあって、今は英語を話す外国人しか住まないJAPANになるだろう。

 そして、このジム・ロジャースは、ジョージ・ソロスとともにクォンタム・ファンドを設立しているではないか。あのジョージ・ソロスだ。

 その時点で、もう終わっている。

 でも、日本では、優秀な投資家として、ジム・ロジャースの言葉を真に受ける人が多いのだろうな。自分の頭で考えずに、あのジム・ロジャースが言っているから、早く移民を受け入れないと・・・と。

 彼らが、本当に優秀な投資家であるなら、自分の利益が最優先だ。そうだとしたら、彼の日本への警告は、誰にとって利益になるのか?

 答えを言うまでもない。他人なんか信じるな、自分の頭で考えろ。それだけだ。

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クニノコ
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