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エッセイを本気で書いてみようと思った
先日、「風花随筆文学賞」というコンクールがあることを知った。
テーマは自由で、原稿用紙3~5枚ということは、いつもnoteで書いている量とさほど変わらない。
決して、賞金30万円に目が眩んだ訳ではない。
ただ、挑戦してみたいなと思った。
随筆(エッセイ)とは何なのか
風花随筆文学賞の過去の優秀作品をいくつか読んでみた。
なるほど、エッセイってこういうものなのか、と思った。
傾向① 難しい言葉は使わない
優れたエッセイは難しい言葉を使っていない。
目が引っかかるような熟語や難解な表現がなく、シンプルな表現で書かれている。
また、専門用語もほとんど使われてない。
小中学生でも難なく読める文章になっている。
傾向② 題材としては大がかりなものでなくてもいい
題材としては「日常のちょっとした一コマ」が切り取られていることが多い。
ドラマチックな展開やお涙頂戴的な要素は無くていい。
傾向③ 事実を淡々と書く
筆者の感情を説明する分量は少ない。
特に「形容詞」は使われていない。
エッセイでは何らかの「結論」「気づき」要素が必要で時に説教臭くなる、と思っていたのだが、そんなことは無かった。
もちろん何らかの教訓を教えてくれる文章ではあるのだが、あくまで事実を淡々と書くことによって、読者側に自然と気づかせる文章に仕上げることが大切だと思った。
傾向④ 「私でも書けそうじゃんと思える」文章
エッセイ作品を色々読んでみて「私でも書けそうじゃん」と思わされた。
ただ、重要なのは「私でも書けそうと思わせる文章」と「実際に誰でも書ける文章」は全く違うのだ。
上に挙げた傾向①②③を突き詰めると、究極に分かりやすくて親しみやすく読みやすい文章が仕上がる。
そのように、誰にでも理解される文章って実はものすごく書くのが難しい。
エッセイっていざ書こうとすると本当に難しい
過去に書いたnote記事にもいくつか「エッセイ」というタグを付けたものがある。
しかし、それらが上に列挙した優れたエッセイの特徴に当てはまるかというと全然そんなことはない。
私のnoteの場合は心情が多すぎるし、妙に小洒落た表現をしたがるし、結論を急ぎすぎてイケてない。
じゃあ、いざちゃんとしたエッセイを書いてみようと考えてみる。
すると、全然浮かばないのだ。
何気ない日常の一コマでいいはずなのに、思いつかない。
切り取って人に読ませられるだけの技量が足りてないと痛感する。
エッセイ、かなり難しい。
ひとまず今日から日常を切り取る訓練を重ねていきます。