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童夢がスキすぎる私はオマージュ映画も受け入れちゃう寛容さなのさ

映画イノセンツを視聴しました

詳しくはわからなかったのですが、大友克洋童夢インスピレーションを受けた作品とのことで、童夢の実写化と言われても違和感ないほどのオマージュっぷりですが、大友克洋童夢も直接は関係ないようです

権利問題はどうなってんだろうと?という思いもありますが、それは私が心配することではないので一旦忘れるとして、童夢ファンの視点から観るイノセンツは、もどかしさもありつつ十分に楽しめました

日本語のレビューを調べたところ、童夢に言及していないものはほぼ皆無であり、それゆえの酷評が目立ちますが、そんなに悪くないです 子供たちの演技がすごく上手だし、映像もとてもきれいで、物語にも引き込まれました

そしてこの映画を見ると、童夢の圧倒的な素晴らしを再認識することができます 何が物足りないのか?を考えるとき、何が素晴らしかったのかを気づかせてくれるからです

動的なサイキックバトルからの静的なサイコキネシスの戦いの対比が描かれていないだとか、肝心のチョウさんいないだとか、刑事不在でミステリー要素がないだとか、あのセンセーショナルなシーンがオマージュされていないだとか、いろいろと不満もありますが、私が最も感じたのは、男の子が悪さをする動機が、童心のそれとはちょっと違っていて、童夢やイノセンスというワードからピントがすこしズレているように思いました もっと無邪気に残酷な悪戯っ子の仕業という方が童夢らしいと思うのですが、これ童夢が原作ではないんだった

いろいろと言いましたが、なんだかんだ私は童夢好きにこそお勧めします
きっと楽しめると思いますよ

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