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#弓道

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弓道のこと全般、学んだこと、感じたこと、共感したいこと、共有したいこと
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2024年3月の記事一覧

#弓道018 弓の巨人が生きた時代

弓道教本に写真が掲載されている弓道家たちと、彼らが生きた激動の時代の主な出来事を年表として並べてみた。 千葉 胤次 、宇野 要三郎、浦上 栄、神永 政吉、高木 棐 坂本 茂、鱸重 康、本多 利実、阿波 研造 最後まで読んでくれてありがとうございます。 今後も弓道に関することを記事にしていきたいと思います。 リアクションしていただけると嬉しいです。

#弓道017 阿波 研造

「弓道教本」第二巻の巻頭には、敬愛の念を込め、本文では言及されていない、四名の弓人が写真と供に紹介がされている。 阿波 研造(あわ けんぞう) 1880年-1939年 故本多利実翁門下の逸材。宮城県出身。見鳳と号す。昭和二年武徳会弓道範士。明治末期より仙台の二高・東北帝大等の弓道師範として重んぜられ、大射道教と称し、一家の見証をもつて東北の重鎮として多くの門人を育成さ れた。昭和十四年後。享年六十。 スティーブ・ジョブズの生涯の愛読書ともいわれているオイゲン・ヘルゲルが

#弓道016 本多 利実

「弓道教本」第二巻の巻頭には、敬愛の念を込め、本文では言及されていない、四名の弓人が写真と供に紹介がされている。 本多 利実(ほんだ としざね) 1836年-1917年 明治・大正期の弓界の先覚者。東京出身。生弓斎と号す。 幼少より父本多利重(旗本の士)に尾州竹林派の弓術を学び、後年竹林派の斜面打起しを改めて正面打起しとし新機軸を出され、明治二五年以後 一高・東大を始め、幾多の学校の弓術師範として名声を謳われた。大正・昭和に活躍した大家の多くは翁の門に学び、門人、翁の射風