#弓道016 本多 利実
「弓道教本」第二巻の巻頭には、敬愛の念を込め、本文では言及されていない、四名の弓人が写真と供に紹介がされている。
本多 利実(ほんだ としざね) 1836年-1917年
明治・大正期の弓界の先覚者。東京出身。生弓斎と号す。
幼少より父本多利重(旗本の士)に尾州竹林派の弓術を学び、後年竹林派の斜面打起しを改めて正面打起しとし新機軸を出され、明治二五年以後 一高・東大を始め、幾多の学校の弓術師範として名声を謳われた。大正・昭和に活躍した大家の多くは翁の門に学び、門人、翁の射風