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四国 COVID-19 2025-5W定点分析・評価と6W予測および24-25冬季12th Surge全般情報

徳島県

定点2025-5W
診断日 1/27~2/2
接触日 1/22~1/29頃

予測定点2025-6W
診断日 2/3~2/9
接触日 1/29~2/5頃

5W定点 8.00
定点倍加・半減期 -9.3W
報告医院数 37
測定下限 0.027
12-1st Surge 起点 44W~45W
12-1st Surge 極大期 1W~2W(暫定)

6W定点予測値 6.6~14.8

定点および変化率(休日補正あり)
定点5W警戒水準
定点および倍加・半減期(定点二週間異動平均より計算・休日補正あり)
定点および6W予測(休日補正あり)
定点6W予測警戒水準

香川県

定点2025-5W
診断日 1/27~2/2
接触日 1/22~1/29頃

予測定点2025-6W
診断日 2/3~2/9
接触日 1/29~2/5頃

5W定点 6.68
定点倍加・半減期 -14.4W
報告医院数 47
測定下限 0.021
12-1st Surge 起点 47W
12-1st Surge 極大期 52W~1W(暫定)

6W定点予測値 6.6~7.8

定点および変化率(休日補正あり)
定点5W警戒水準
定点および倍加・半減期(定点二週間異動平均より計算・休日補正あり)
定点および6W予測(休日補正あり)
定点6W予測警戒水準

愛媛県

定点2025-5W
診断日 1/27~2/2
接触日 1/22~1/29頃

予測定点2025-6W
診断日 2/3~2/9
接触日 1/29~2/5頃

5W定点 7.17
定点倍加・半減期 18.0W
報告医院数 60
測定下限 0.017
12-1st Surge 起点 47W
12-1st Surge 極大期 1W~2W(暫定)

6W定点予測値 7.5~15.6

定点および変化率(休日補正あり)
定点5W警戒水準
定点および倍加・半減期(定点二週間異動平均より計算・休日補正あり)
定点および6W予測(休日補正あり)
定点6W予測警戒水準

高知県

定点2025-5W
診断日 1/27~2/2
接触日 1/22~1/29頃

予測定点2025-6W
診断日 2/3~2/9
接触日 1/29~2/5頃

5W定点 7.36
定点倍加・半減期 -6.6W
報告医院数 44
測定下限 0.023
12-1st Surge 起点 44W
12-1st Surge 極大期 1W~2W(暫定)

6W定点予測値 6.7~8.8

定点および変化率(休日補正あり)
定点5W警戒水準
定点および倍加・半減期(定点二週間異動平均より計算・休日補正あり)
定点および6W予測(休日補正あり)
定点6W予測警戒水準

四国ゲノムサーベイランス結果統計(GISAID報告分)

四国四県では、GISAIDへゲノムサーベイランス結果の報告が不活発であり、単県だけでなく四国全体でも分析に耐えない。その中で愛媛県と徳島県は、辛うじて何か傾向がある程度までは把握できる。

四国では、24秋季のBaselineがたいへんに低かった為に感染者数そのものが少なかった事もあるが、せめて島根県を見習って欲しいものである。

四国では、関西、中国と同じく夏に猛威を振るったJN1*+FLuQE(KP.3.3* 日本株)が秋まで勢力を維持し、(N1*+DeFLuQE)KP.3.1.1*が勢力を伸ばせなかった模様である。

四国では、44~47Wを起点としてKP.3.1.1* 12-1st Surgeが成長しKP.3.1.1* 12-1st Surgeとなった。

12月にKP.3.3*が一時筆頭株になるなどみられているが、検査数が少なすぎるためにゆらぎがたいへんに大きい為である。

12月下旬以降XEC*が勢力を伸ばし1月に支配株となってXEC* 12-2nd Surgeとなっている。

JN1*+FLiRTは、は、四国においては検出されていない。検査数があまりにも少なすぎるためである。

JN1*+FLiRTは、世界の多くの地域で24年2Qに支配株ないし比較優位株となったが日本では、XDQおよびKP.3.3に圧迫されて長期にわたり10%以下と低迷してきた。この為日本は、JN1*+FLiRT空白地域であった。今後3月以降、JN1*+FLiRTが支配株となる可能性がある。2024XDQ 10-3rd同様に3月以降、長期にわたり12-3rd Surgeを形成する恐れがある。

現状では、ある程度時間がたっても評価に用いる事は困難である。四国は、下水サーベイランス結果を公開している県もないために全国でとくに後進的である。

徳島県ゲノムサーベイランス結果統計(GISAID報告分)
香川県ゲノムサーベイランス結果統計(GISAID報告分)
愛媛県ゲノムサーベイランス結果統計(GISAID報告分)
高知県ゲノムサーベイランス結果統計(GISAID報告分)

四国概況

四国では、徳島県、高知県で44Wを起点とし、香川県、愛媛県では47Wを起点としてKP.3.1.1* 12-1st Surgeが指数関数的成長を示し52W~1W(香川県),1W~2Wに極大となり減衰過程にある。

3W以降、XEC* 12-2nd Surgeが定点に表れており、12th Surgeの減衰を阻害している。このため12th Surgeは、昨年の10th Surge同様に長期化する見込みである。

12th Surgeの起点は、23年同期比で一~二週間早いか、2週間遅い。平均するとほぼ前年同期並である。

厚労省定点は、5類化以降、人口動態死亡統計と乖離しており定量性がない。また定性評価にも強い制限を要する。したがって波高の定量評価については、半年後の人口動態死亡統計を待つ事になる。

厚労省定点分析について共通記事(第二版)に示した通り、厚労省定点には、定量性が殆ど無い事が人口動態死亡統計との比較により明らかとなっている。

医院当たり定点が0.1に近づくと抽出標本集団が過小であるために岸田ドクトリンにおける苛烈な診療抑制策(原始時代呪詛医療政策)のもとでは、過小評価傾向が強まる為に保守的な見方を要する。

測定下限は、定点報告医院数の逆数であり、その10倍が実用下限である。

凡例

すべて公表数値の休日効果補正後である。

成長率による単純な定点の一週間先予測を併記。
目的は、定点の遅延時間を軽減する為。

全国←地域・都道府県
定点 2024-43W←定点集計週
診断日 10/21~10/27←定点集計区間
接触日 10/16~10/23頃←定点に現れる新規感染者の推定接触区間

定点8.80 ←定点医院あたりの週間報告数

定点倍加・半減期 -1W←定点二週間移動平均からの倍加・半減期
+:倍加
−:半減
10週を越える場合は、ほぼ横ばい

予測定点
2024-44W ←予測される定点区間
診断日 10/28~11/3←予測する定点集計区間
接触日 10/23~10/31頃←予測する定点に現れる新規感染者の推定接触区間

44W定点予測値 4~5
単純計算による予測値
「前後」は±20%

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