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社労士試験の失敗談  不合格の分析

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」

1年目、2年目に涙を飲んでいます。
不合格になった原因を分析してみようと思います。

1年目(令和4年度)

令和4年度の合格に向けて、令和3年の9月からクレアールの通信講座を開始しました。
私は薬学部出身ですので、これまで法律をしっかり勉強したことがありません。
最初は条文に慣れるのに苦労した記憶があります。
テキスト、過去問、答練を繰り返すことで、次から次にくる教材に追い越されないよう勉強しました。
小さい子供がいるので、1日2〜3時間ほど勉強していました。
年越し前までに労働法規、翌年の4月までに社会保険法規、6月頃にようやく全科目1周しました。
そこから数回の模試を経て、あっという間に本番へ・・

結果→選択(労一割れ)択一(労災、健保割れ)

1年目の反省点

1.過去問の勉強量不足

2.年金2科目に時間をかけすぎた

3.徴収法の重要さを痛感した

1,2は2年目から改善できるので、3を掘り下げていきたいと思います。

徴収法はご存知の通り、労災、雇用の択一で同じ大問で3問ずつ出題されます。
労災の択一で手応えを感じることができなかったことで徴収法をしっかりしないと基準点割れを翌年以降も繰り返すような気がしてなりませんでした。
実際、ここ数年は労災、雇用の択一は難化傾向にあります。
令和6年度の試験でもこの経験が活きて、徴収法は6問すべて正解でした。
合計点の底上げにもかなり貢献できました。

年金2科目でどれだけ点数が取れるかが王道ですが、徴収法も年金に次ぐか同程度重要な科目だと考えております。

徴収法は特別な勉強をしたわけではなく、テキストの読み込み、模試で未出題の分野に触れることを実践しておりました。

2年目(令和5年)

2年目もクレアールで再スタートを切りました。
2年目は選択式対策にも本格的に取り組んでいくこととしました。
資格の大原で出している選択式トレ問集を購入し、条文と通達の知識を深める。
「労働基準法の体験談・攻略法」でも述べたが,「イラストでわかる労働判例100」を購入した。

労働基準法のみならず、労一も最高裁判例から2問出題されることが続くような流れでしたので、読み物として選択式対策をしました。
私は薬学部出身のため、法律を学んだことがありません。
類推することがどうしても得意になれなかったため、判例は知識で勝負することに決めました。
👇️にも記載しています。

模試は前年と同様に回数をこなしました。
TAC、LEC、大原、クレアール+市販の模試(TAC、LEC)
少しずつですが、選択式、択一式ともに合格基準点以上を取れるようになってきました。
過去問の量を増やし、徴収法の理解を深めて望んだ2回目の結果は・・

2回目の教訓

厚生年金の選択式で足切りでした。。。
択一は合格基準点を超えていただけにショックが大きかったです。

令和5年度 厚生年金保険法選択式AB

この選択肢だと、財務大臣-国税庁長官、都道府県知事-市町村長、地方厚生局長-地方厚生年金支局長、日本年金機構理事長-年金事務所帳の系統に分けられます。
もうひとつのヒントである100条の5が何の事を指していのかがわりませんでした。
解き方として、財務大臣の権限委任は滞納処分のみのため、100条の5は上記の滞納処分に関する事項と推測する。
私はそのことには全く気が付かず、財務大臣-国税庁長官を選んで足切りでした。

ちょっとしたテクニックですが、この状況でも1問正解できます。
財務大臣-国税庁長官と地方厚生局長-地方厚生支局長(正解の選択)のどちらかかなと考えておりました。
A財務大臣   B地方厚生支局長
A地方厚生局長 B国税庁長官
1問を犠牲にして1問をゲットすることができます。

改めて選択式の怖さを痛感しました。

選択式は使えるものをすべて使って、確実に基準点割れを避けることが重要です。

まとめ

今年度の試験は自己採点ベースでは、合格基準点を超えておりますが、前年までと変えたことはクレアール→TACに変えたことくらいです。
勉強量や勉強方法など変えたことはありません。
勝ちに不思議な勝ちありといった心境です。
昨年までの不合格には、理由があります。
試験から1週間が経過したばかりですので、不合格の原因を分析することは精神的に厳しいでしょう。
気持ちはものすごくわかります。
私も不合格になった年は1ヶ月ほど手につきませんでした。
気持ちの整理がつきましたら、不合格になった分析を自分なりに分析してみてはいかがでしょうか。
私の経験が皆様のお役に立つ事が出来ましたら幸いです。

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