収入と家賃の割合の考え方

何に価値を認めるか、

何にお金を払いたいか、

何には無駄と感じるか。


それは人それぞれだろう。


私は、何度か転職をしながら、

ありがたいことに、年収は上がってきている。

上がり始めたころは、

いわゆる「セレブ」にあこがれて、

服や靴、レストランにお金をかけていた。

その額もどんどん上がっていった。

デートのたびに新しい服を買っていた。

それが楽しくて仕方なかった。


今は、体型が変わってきたこともあり、

収納しきれなくなってきたこともあり、

高い服をたくさん買うこともなくなった。

ハイヒールもあまり履かなくなってきた。


おしゃれな街に住むことがステータスだと考えて、

無理して、素敵な立地の狭い部屋に住み、

窮屈な思いをしたこともあった。


今では、少し中心地から外れても、

広いお家でのんびり過ごしたいと思うようになった。


そして現在。

自粛期間で、

自炊をして、買い物もせず、旅行にも行けず。

お金を使わなくなった。


しかし、

転職のため、遠方への転居が必要となった。

現地の友人に付き合ってもらい、物件探し。

私の条件は全く通らず、

年収に見合った高級物件ばかりを勧められ、

内見させられる。

払えなくはないが、払う価値が見いだせない。

渋っていると、友人に文句ばかり言われる。

しまった。

一人で探せばよかった。

断れない性格が災いし、

どこまでも付き合うつもりの友人に対して、

断ることができない私。

私が気に入った物件には、いろいろ難癖をつけてきて不機嫌になる。


そんな他人の言うことを気にする方がおかしい、と思われるだろうが、

これが私の欠点であり、いまだに直すことができない。


そんなネガティブ思考になっているとき、

友人から、紹介したい人がいると言われ、

少しでも力になれれば、という気持ちで会ってみた。


新しいビジネス展開を考えている折に、

女性、産婦人科医の意見を聞きたいというものだった。


思っていたような、ありがちな考えではなく、

実現可能な、大きな夢を持ったビジネスだった。

具体的な話をしていくうちに、

自分の甘い考え、弱い心に気づかされた。

なんとなく、ふわっと考えていたことが、

1つずつパズルのピースがはまるように、形になっていく。


具体的に一つずつ考えていかないと、

ぼんやりとした輪郭だけでは、何一つ形にならない。

それを実現していくためには、

高級マンションに住むことも、一つのモチベーションになるだろう。


すべての出会い、すべての事象には、

何か意味があり、何一つ無駄なことはないのだと思った。


まだまだ気づいたばかりだが、

一歩ずつ、着実に。

実現できないとしても、まずは考えてみないと。

具体的に考えれば、賛同してくれる人との出会いがある。

そうやって、小さな輪が、大きな輪へとつながっていく。


ようやく、人生のスタートラインに立てた気がする。







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産婦人科女医bayaのnote
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