【備忘録】すべての知識を「20字」でまとめてみる
本質とは、言い換えると、絶対に外せない要素。
また、学びを説明する上で、欠かせない要素。
つまり、制約と言えます。
事実、忙しい人ほど、実は、学び上手です。
制限時間があるからこそ、無い時と比べて、パフォーマンスが上がるのでしょうね。
学びのあらゆる場面で、この制約が、プラスに作用しています。
みなさんも、いくつか、心当たりがあるのではないでしょうか?
もちろん、制約以外にも、学びを構成する要素は存在しています。
例えば、学びの構成要素を因数分解してみると、自分の言葉への置き換えも、学びの核となる重要な要素のひとつです。
「すべての知識を「20字」でまとめる 紙1枚!独学法」浅田すぐる(著)
学んだことを覚えておくためには、
①「目的の明確化」(学習を消費ととらえていないか?)
②「思考整理」(学んだ内容を咀嚼できているか?)
③「端的な要約」(学んだ内容を短く要約できるか?)
がポイントとなります。
例えば、仕事のための学習は、全て、他者への貢献がゴールになるはず。
そうであれば、誰かの悩みを解決するためには、長くても解りづらいため、前述のポイントに従い、何かに貢献する事を目的とした学習法が有効である場合があります。
「幸せ」って字、逆さにしても幸せなんだね。(第18回手帳大賞)
「あなたの使う言葉があなたの人生を操っている。」アンソニー・ロビンス(サクセスコーチ)
「太陽は日々新たなり、われもまた日々新たなり。」西岡光秋(詩人)
「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意思に属する。」アラン(哲学者)
「人生あまりむずかしく考えなさんな。暗かったら窓を開けろ、光がさしてくる。」中村天風(思想家)
最終的に、20字でアウトプットするのは、学んだことがぎゅっと凝縮されているから、学んだことを覚えておきたいときだけでなく、それを誰かに伝えたいときにも役立ちますよね(^^)
立ちどまることもひとつの「動き」である。(第8回手帳大賞)
俳句も「五、七、五。」と、句読点を入れれば20字(@@)
原稿用紙の1行も20字。
そして、小牧幸助文学賞も、20字で小説を書く。
そのすべてで、あなたの感性を、響かせる♪
20字あれば、伝えたい内容を表現することができるんだね(^^)
【おまけ:「プラス思考をする」名言一覧(20文字編)】
分からないときには、必ず明るい面を見よ。(テニスン(詩人))
人は障害に向き合った時、自らを発見する。(サン・テグジュペリ(小説家))
貧乏の最大の復讐は、成功することである。(スチュワート・ワイルド(小説家))
話す言葉によって、その人の価値は決まる。(バーナード・ショー(劇作家))
一人に可能なことは、万人にも可能である。(ガンジー(インド独立指導者))
欠点は隠すものではなく利用するものです。(宇野千代(小説家))
うららかな春は、厳しい冬のあとからくる。(宮本百合子(小説家))
心のなかの勝負は51対49のことが多い。(河合隼雄(心理学者))
【参考図書】
「心と響き合う読書案内」(PHP新書)小川洋子(著)
本書は、作家の小川洋子さんが読んだ本について話をするラジオ番組「Melodious Library」が本になったものです。
各本の紹介は、新書で10ページ未満の長さになっていて、読み易く、また、それぞれの冒頭ページの本のタイトルの下には、作家(生年)と、その本をひとこと=20文字程度で表現した言葉・本の表紙が掲載されています。
・言葉ではできないことを言葉で書いた『風の歌を聴け』(村上春樹)
・生産性のない、無目的な旅が持つ自由を綴る『阿房列車』(内田百閒)
・「自分のために詠まれたのでは」と思える歌が必ずある『万葉集』
私はまず、小川さんが表した本の、そのひとこと紹介に驚きました。
紹介された本は、短い小説もあるのですが、長編も掲載されています。
文学は、その様に、長い文章をひとことで表わすことも可能であり、また、孤独を孤独のまま、とことん突き詰めて描いていることで、逆に、読者にとっての心の解放になるのかもしれないのかなと、そう感じます。
作者の背景なども知ることができ、秋の夜長にピッタリの一冊。
【参考記事】