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【備忘録】自分の想像力を超えるために


富久浩二さん撮影

【準備】
選び抜く力を磨くためにも。

事前に、いろいろとイメージしてみる。

好きなことばかりやるのではなく。

苦手なことにも、敢えて、トライすることも大切。

基本的に、現場では、どんなことが起こるかわからないから。

様々なパターンやバリエーション。

起こりえるトラブルなどを予想して。

必要な道具を割り出しておく。

失敗することは、想定範囲内だろうと、外であろうと、特に、問題にしない。

ただ、省みて、リトライするのみ。

偶発的な要素を、積み重ねていって。

自分の想像力の限界を超えたイメージに、辿り着けるのが理想。

とにかく、今、その瞬間の自分の視界は、全てでは無い!

という意識を、常に、持ちたい。

自分がドローンになって、俯瞰できたら、どれだけ素晴らしいことかと思う(^^)

自分の状態は、瞬時に、現場全体に影響を与えるということを、意識したい。

人は、迷う生き物である。

確信を持って言える。

迷う自分を、まずは、受け入れる。

客観的合理性は、一見、公平なようでもあるが。

主観的合理性(自分できめた合理性)も大切にすべき。

主観的合理性の判断基準の一つが、この感覚⇒(っ•ᴗ•c)ワクワク♪

【前提条件】
上手くいかなかったとか、失敗したという経験は、誰にでもある。

その場合、後になって冷静に分析すると、成功に導くための諸処の前提条件が、いくつか欠落していることがあるのに気付く。

例えば、最近の経済学には、恐ろしいほどの高等数学の世界が必要であり、

■1次関数と市場メカニズム

■2次関数と独占・寡占市場

■指数・対数と金利

■数列と貯蓄

■1変数の微分と利潤最大化

■ベクトルと予算制約

■多変数の微分と効用最大化

■行列と回帰分析

■確率とリスク

■積分とオークション

■漸化式と経済成長

「経済数学の直観的方法 マクロ経済学編」(ブルーバックス)長沼伸一郎(著)

「経済数学の直観的方法 確率・統計編」(ブルーバックス)長沼伸一郎(著)

数学の素養、つまり、前提条件が、20ほどの式を知っているかどうかで、できるできないの差が出てくるのだから。

ただ、そのとき、前提条件の、わずか一つでも変化すると、答がまるで違うものになってしまうんだということを学べると思う。

さほどの努力もなく、上手くいった場合も、冷静に考えてみると、この前提条件を偶然にもクリアしていたことが分かる。

成功した場合でも、失敗した場合でも、前提条件のチェックを必ずしておき、次の機会に生かすことが肝要。

人間、凡ミスはつきもの。

その凡ミスを、少しでも退治するために、幅広い知識も必要ではあるが、そこには、

「想像力は知識よりもっと大切である」

と、かのアインシュタインも言っていたように、モノの価値がわかる心眼と真贋を養うことが大切。

【参考事例】
<ケース1>
江戸時代中期の浮世絵師「写楽」を世界で初めて評価したのは、ドイツ人のユリウス・クルトという人で、1919年に「SHARAKU」という本を書いて絶賛した。

「写楽 Sharaku」ユリウス・クルト(著)定村忠士/蒲生潤二郎(訳)

明治時代には、写楽の価値を、日本人は、まだ見抜けなかった。

<ケース2>
興福寺の「五重塔」は国宝。

ところが明治の廃仏運動のときに「壊す」という話が出た。

そこで、業者を呼んで見積もってもらったところ、15円という値段だった。

現在の金額で、数十万円というような値段であり、何故、そのような値段になったかというと、見積った業者が薪屋だったから。

五重塔を壊して薪にすれば、その程度の値段になるということだった。

140年前には五重塔が、薪にしか日本人には見えなかった。

こぼれ話~古写真を読み解く⑩:廃仏毀釈で、興福寺の仏像は壊されたり、棄てられたりしたのだろうか? 〈その1〉

こぼ話~古写真を読み解く⑪:廃仏毀釈で、興福寺の仏像は壊されたり、棄てられたりしたのだろうか? 〈その2〉

【確認事項】
今まで、何をみてきたのか。

それが本物かどうかを見分けるものさしを、自身が備えているか。

形而上学的なものの見方(物事の本質や真理、実在といった抽象的な概念を扱い、物理的な現象を超えた領域を考察する。)ができるのか。

「形而上学 上」(岩波文庫)アリストテレス(著)出隆(訳)

「形而上学 下」(岩波文庫)アリストテレス(著)出隆(訳)

「人は誰でも生まれつき知ることを求める」

これが「形而上学」第一巻の冒頭。

人間の知的好奇心は、それが役に立たないとわかっていても、

「知りたいから知る」

「思わず考えてしまう」

ということであり、これが哲学。

現実の成り立ちを、「目的」の観点からながめれば、すべての出来事は、一つのことに向かっていっていることがわかる。

物事を、

「どのようにあるか」

ではなく、

「その目的は?」

と考えることで、新たな切り口が見える。

歴史感はあるのか。

思想、宗教、哲学、芸術等の知識レベルは、どの程度なのか。

そういったことに通じないと、なかなか 本質は、見えてきません。

【振り返り】
ここで、みなさんにひとつ質問をしたいと思います(^^)

雪が溶けると、何になるでしょうか?

多くの人は、水?とか春?とかの、どちらかを想像したのではないでしょうか?

もちろん、どちらも正解です(^^)

ただ、この問いには、大きな意味があります。

雪が溶けると水になる。

これは事象と呼ばれるものです。

事実ベースで、論理的な考え方の方が、こう答えられることが多いです。

では、雪が溶けると春になる。

これは、心象と呼ばれるものです。

繊細な方や想像力豊かな方が、こう答えられることが多いです。

人間は、理性(社会性)と本能(気持ち)で、日々、人と接しています。

時には、論理的な説明や行動も必要ですが、気持ちを優先した言動も必要ですよね。

よい人間関係を育むには、心象と事象、両方が必要です。

同じ言葉を発するにも、同じ行動をするにしても、論理的ではあるが、相手の気持ちを尊重した言動・判断をしていくことが大切だと思います。

それでは、今日で、2024年2月も最終日だけど、今日も一日、元気でo(*⌒O⌒)bファイト!

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