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【美術を楽しむ日】「びじゅ(10)つ(2)」(美術)

宮瀬浩一さん撮影

「教科書で見た」

は、見たうちに入らないので、この機会に、

「本物」

を見に行ってみますか(^^♪


ここで、

「おもしろい」

という言葉を考えてみます。


「面白い」

と書きますが、この言葉は、日常的に使われる言葉だけど、実に多義的な概念を含んだ言葉です。

大きく分けると、笑えるような

「面白さ」

と、興味をそそられるような

「面白さ」

があるのだと、森博嗣さんは、本書の中で述べていました。

「面白いとは何か? 面白く生きるには?」(ワニブックスPLUS新書)森博嗣(著)

確かに、この両方の要素をもっているものが、たくさん存在していることに、気づける筈です。

「面白さ」

は、多分に、個々の

「感覚的」

なものであり、

「こうすれば面白くなる」

というわかりやすい手法はなくて、大勢を集めて、会議しても、たぶん

「面白さ」

は生み出せません(^^;


例えば、「面白い」の語源は、

色んなルーツがあって、興味が湧いてくるし、

「面白い」

は、万人に与えられた十分な権利であり、生きること自体もまた、

「面白い」

を探す旅だとも言えます(^^♪


例えば、

「面白い」

は、

「一面が白い」

とも書き直せて、おやおやおや、

「白いキャンバス」

であるとも捉えられるけど、

《コタン小路》

等の白を基調とした絵が高く評価された

「白の画家」

モーリス・ユトリロを、思い出させてくれたりします(^^)


こんな感じで、

「白紙に戻す」

「初心に還る」

というのは、

「面白い」

状態へ還るためのリセットなのだと考えてみると、折角の「美術の秋」を楽しむためにも、完成された絵の前で、

「白いキャンバス」だった状態をイメージして、

■自由に

■無限に

美術を楽しんでみるのも、

きっと、これからの時間を、

「面白く」

する切っ掛けになるように感じます(^^♪

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