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つぶやくスタイルは?

個人的には、自分の1日を適宜、備忘録的につぶやいておくことで、今年の自分シーンへの振り返りのためとか、友人への近況報告になったりしてオススメかなって思います。

例えば、つぶやくスタイルは、日記風でも五・七・五の俳句風でも面白ければいいのかなって、そう考えています(^^)

三日坊主でも続く日記と考えれば案外、楽しいかもしれません。

17文字で世界を表現する俳句と比較しても、140文字の世界は無限大?(*´艸`*)

そこで、芭蕉が松島の絶景に圧倒され句を詠めなかったというエピソードもある「松島や ああ松島や 松島や」は、松島というあまりの絶景を前に、作者(田原坊)の言葉が出てこない様子が感じとれる句なんだよね。

松島

そんな絶景って、日本で見たことあったけ?^^;

こちら句には俳句の基本ともいえる季語が含まれておらず、このように季語や季節感を持たない俳句のことを無季俳句と呼びます。

実は、季語の有無については、俳句が盛んであった江戸時代から議論されている問題なんだとか^^;

松尾芭蕉の門人・向井去来は著書『去来抄』の中で、「先師曰く、発句も四季のみならず、恋、旅、離別等、無季の句もありたきものなり。(芭蕉は、恋、旅、離別などを詠む場合は、無季の句があってもよいのではないかといった)」と述べています。

「芭蕉の言葉 『去来抄』〈先師評〉を読む」(講談社学術文庫)復本一郎(著)

「芭蕉の言葉 『去来抄』〈先師評〉を読む」(講談社学術文庫)復本一郎(著)

事実、松尾芭蕉もいくつかの無季俳句を残しており、「歩行ならば杖つき坂を落馬かな」などがあるから、季語無しだと、俳句も作りやすいかな?(^^)/

そうそう、俳句は、体験と直感が重要で、俳句のひらめきは、体験が生み出す豊富な視点と一つのモチ-フの出会いで、新しい世界が現出される時、非常に優れた作品が出来るそうです。

俳句は一人称の「断定の文学」であり、短いが故に、余白に響くものがある事は、著者が繰り返し強調するに値するのかなって、そう感じられますね(^^)

病床や獄中等を問わず、「俳句の目」で旅が出来るところに、俳句の一つの魅力が存するのかも。

一言で言えば俳句は「悟り」、「祈り」、「他への敬いと交歓」「他者を敬うこと」―山・川・草・木・石や昆虫等、人も含めて敬う心的態度が非常に重要ってことで、早速、これまで行ったことのある日本の魅力溢れる景色から詠んでみると・・・・・・

「奥入瀬や ああ奥入瀬や 奥入瀬や」

「富士山や ああ富士山や 富士山や」

「宮島や ああ宮島や 宮島や」

「直島や ああ直島や 直島や」

「屋久島や ああ屋久島や 屋久島や」

続いて、無季俳句?って言うより、四文字熟語を活用して俳句ぽく詠んでみると・・・・・・

「乾坤や ああ一擲や 結婚や」注)乾坤一擲:運を天に任せる覚悟で、人生の大勝負に挑むこと。

「豪放や ああ磊落や 暫や」注)豪放磊落:小さなことにこだわらず、意思や気持ちを大きく持つ人や様子。

「水滴や ああ石穿や 人生や」注)水滴石穿:水滴が長い時間をかけて石に穴を開けることから、こつこつと小さな努力を積み重ねて、大きな成果をあげること。

「勇往や ああ邁進や 現世や」注)勇往邁進:困難に恐れることなく、目標に向かって一気に進むこと。

「和衷や ああ協同や 前進や」注)和衷協同:和みうちとけるほど心を通い合わせ、協力して励むこと。

ん~難しいねぇ、や、や、やで繋げるのって^^;

ただ、自然の音に敏感な日本人は、独特の耳の文化をもっていますから、語呂良く、あるいは、韻を踏むような言葉を選ぶと楽しいかも(^^)

そうそう、かそけき音の楽しみは、日本庭園や茶の湯などに代表されますが、俳句にも高度な「聞く」文化があります。

「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」(松尾芭蕉)

虫の鳴き声に季節を感じたり、夕暮れ時の鐘の音に一抹の寂しさをおぼえる感性は、日本人の心に共通して流れているようにも思えます。

私たちは遠い昔から音と繊細に交わりながら生きてきたのでしょうねぇ(^^)

日本人は古来より虫の鳴き声や鳥のさえずり、風の音色など、身の回りのさまざまな音を歌に詠んで愛でる習慣や感性を持っていた感性が少し受け継がれているのかな?

【おまけ】
PELICAN FANCLUB「俳句」
https://www.youtube.com/watch?v=P13uZxFYqX8

【参考図書】
「俳句と人間」(岩波新書)長谷川櫂(著)

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「日曜俳句入門」(岩波新書)吉竹純(著)

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「俳句を楽しむ」(岩波ジュニア新書)佐藤郁良(著)

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「部活で俳句」(岩波ジュニア新書)今井聖(著)

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「元気が出る俳句」(幻冬舎新書)倉阪鬼一郎(著)

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「俳句と暮らす」(中公新書)小川軽舟(著)

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「俳句脳 ――発想、ひらめき、美意識」(角川oneテーマ21)黛 まどか/茂木健一郎(著)

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「俳句は入門できる」(朝日新書)長嶋有(著)

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