【クラシックを飽きずに親しむコツ】たくさん聴くことが基本
物事は、沢山、触れ合ってこそ、好きになるものである。
音楽の場合は、沢山、聴くこと。
これが、親しくなる基本である。
沢山とは、どのくらいか、と言えば、規準はありませんが、大ざっぱに、作曲家一人、作品一曲、ぐらいとしておいても良いと思います。
そのくらい覚えたら、もう、立派なクラシック通であり、大曲で辛かったら、小曲でもよいと思います。
まずは、そのくらいを目標に、どんな風に聴いていくか、考えてみると、良いのではないでしょうか。
もっとも、
「ある時期集中的に聴いて、その後は聴かない」
というのは、ダメかなって、そう思います(^^;
「長 く付き合う」というのが、条件ですかね(^^♪
少なくとも、趣味にしようというのですから、止めてしまったら、ひとときの娯楽。
そうしないためには、じっくりと作戦を立て、どんな曲を、どんなペースで聴いていくか、簡単なスケジュールを組んでみてもよいかもしれません。
決して、嫌にならないような、楽しんで、続けられるような感じで。
闇雲に、曲を選ぶというのではなく、長い将来を考えて、ある程度バランスよく、交響曲も聴けば、協奏曲も聴いた、あるいは、古典派もロマン派も、近代も、代表曲は、ひと通り聴いたといえるような選曲。
要するに、何年か何十年か続けたときに、
「クラシックの世界って、こんな風になっているのか」
と納得できるような、全体を見わたしたスケジュールです。
「聴く前から、そんな面倒なことはできない」という人は、取り合えず、聴いてみようと思う曲が、ピアノ曲なのか、交響曲なのか、ジャンルを覚えるだけでも良いと思います。
その場合にも、兎も角、クラシック音楽は、多彩だということだけは、承知しておく。
要するに、全体を頭に入れておくと、時に、肌に合わない曲にぶつかっても、そこで挫折せず、臨機応変に曲を替え、先へ向って、聴いていくことができるからです。