カラ元気はやめて
ホントは元気じゃないのに、周りに心配をかけまいと元気な自分を演出しているときはありませんか。
人間なら、元気じゃないときくらいあるし、穴があるならこもっていたいときもあって、素直にその気持ちに従ってもいいときもあります。
ところが、どこかで元気な自分でいなくては、とか、機嫌悪そうにしていると嫌われるし、なんて思ってその自分を周りに伝えられなかったり。
または、つい、カラ元気を出して、周りには本当に自分じゃない自分を見せてしまったり。
そのカラ元気がまた、さらに疲れる原因にもなったりして。
もちろん、仕事やみんなの前では元気じゃなくても元気に見せる必要があるときもあるでしょう。
カラ元気を見せなくてもいい人たちを周りにおいておくこととか、無理に元気にしなくても良い安全な場所を普段から持っていると、張り詰めすぎずにすみます。
あなたはいかがですか?
ほとんどの女性が、周りに気を使うことにとても気を配っていて、自分に気を配ることをサボっている傾向が見られます。
周りを喜ばせるのが女性の至上主義というか、そうしたクセが小さいころから女性にはついていますよね。
そうした気配りができない女性は好かれないとか嫌われるとか、そんな風な思い込みというか、社会の風潮みたいなものがありますから。
日本では、周りに気を使うことが大切で、それはそれで美しいのだけれど、自分に負担がかかりすぎてはせっかくの美しいのも勿体ないです。
ここは、周りに気を使うことをやめるなというのではなく、バランスのお話です。
周りに気を使うと同時に、自分にも同じだけ、どちらかというとそれ以上に自分にも気を使っていただきたいのです。
自分を犠牲にしていたら、それはウソだ、というのをもう一度思い出して常に頭の中においておいて欲しいのです。
よく、自分だけが我慢すればすべてはうまくいく、なんて思うことがありますが、これは完全にウソです。
「すべて」の中に、自分の幸せや well-being とか感情の安定や心の平和などをちゃんと入れて考えてみれば自分が我慢してすべてがうまくいくわけはないのです。
我慢することで解決するのではなく、何かみんなが納得できる方法を考えてみよう、とすれば、それだけで可能性は広がっていきます。
自分が我慢すれば・・・・・・、では、最初からその可能性も見ないでほかの解決方法や考え方を否定してしまうことになります。
とてももったいない。
恋愛でも家族関係でも、人間関係でもどうすれば「私さえ我慢すれば」としないようになれるか、ちょっと心を開いて考えてみましょう。
必ず、我慢以外の方法があるはずです。
そう信じて考えることが、答えへの道を開いてくれます。
それから、元気じゃないなら、元気じゃないときもある、悲しいときは、私は悲しいのだと自分の気持ちを認めることも大事です。
感情を否定する必要はないですし、周りにそれを伝えることもときに必要です。
とくに、自分にとって大事な人であればあるほど、あなた自身の感じているものを知っていて欲しいもの。
感情をあらわにしたら、相手を傷つけてしまうとは限らないし、自分の弱さを露呈することになることとも違います。
感情をぶつけるのではなく、静かに自分の感情を伝えることも可能なはず。
少しトレーニングをすればいいだけです。
いずれにしても、今の自分の状態に反してカラ元気を出す努力ができるなら、一度リセットして周りに伝える努力をするほうが、建設的かもしれません。
自分にも、しっかり気を配ってセルフケアをしてください。