【この令月(2月)、一冊分おおきくなろう。】小説の面白さを存分に味わう
本をひらく
そこに
待っているのは
ひと月(令月)の冒険
ひと月(令月)の奇跡
読み終えたころには
きっと
ひと回り
おおきく
なっているはず
さあ
おもしろい
未来は
自分たちで
つくろうぜ
「火を熾す」(柴田元幸翻訳叢書)ジャック・ロンドン(著)柴田元幸(訳)
『白い牙』『野生の呼び声』の著者として名高いロンドンは、短篇小説の名手。
極寒の荒野での人と狼のサバイバル「生への執着」、マウイに伝わる民話をモチーフにした「水の子」、訳し下ろし「世界が若かったとき」など、小説の面白さが存分に味わえる全9篇を収録したアンソロジー本です。
■収録作品一覧
▶火を熾す|To Build a Fire
▶メキシコ人|The Mexican
▶水の子|The Water Baby
▶生の掟|The Law of Life
▶影と閃光|The Shadow and the Flash
▶戦争|War
▶一枚のステーキ|A Piece of Steak
▶世界が若かったとき|When the World Was Young
▶生への執着|Love of Life
【令月】(れいげつ)
「令月」は、何をするにもよい月、めでたい月という意味です。
『万葉集』にある「初春の令月にして気淑(よ)く風和らぎ~」という一節から、「令和」の元号がつけられたことは、記憶に新しいことと思います。
旧暦2月の異称は、春の喜びに満ちているようです。
現代の2月は、気温こそ低いものの、春の兆しが見え始める頃でもあります。
令和の令月が、よい月になるといいですね。