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【自由詩】運命愛(音楽付き)
人は、
いつも、
前向きに、
生きなければいけない、
ということではない。
とにかく今、
無力感に襲われているなら、
文句をたれてもいい。
そんな状態であることがわかることが大切だ。
身動きできなかったら、
その状態に、
とりあえずは委ねていればいい。
「仁者楽山」
「静」
でも、
少し元気が出たら、
いまの状況の中で何ができるか?
そんなふうに考えてみればいい。
「知者楽水」
「動」
つまり、
生き方は、
いつでも、
自分自身に委ねられており、
正しい生き方が、
どこかにあるわけではない。
どう生きるかは、
自分の自由である。
変えられない過去と、
現在を引き受けたうえで、
どうやって、
自分は生きたいのかを、
考えてみる態度こそが、
ニーチェの言う「運命愛」だと思う。
ReoNa「まっさら」
「まっさらな命で
生まれたら良かったのに
まっさらな命で
生きていたかったのに
まっ黒の世界で
真っ赤に燃える陽を見て
全く理不尽な それでも
後悔ばかりでも構わない
私は 貴方は
私たちは今日も生きて行く
まっさらな命で
今日も生きて行く」
そこから、
何度でも、
くりかえし、
はじめたらいい。
ベートーヴェンに倣って、
(私たちはひたすら苦悩するため、そして歓喜するために生まれついている。)
苦悩をつきぬけて歓喜にいたれ!
ベートーヴェン「歓喜の歌」
Note:運命愛
ニーチェの思想の基本理念の一つ。
いかなる境遇であれ、自らの生を深く愛し、自己の運命を積極的に肯定し生きぬこうとする態度。
【参考記事】