【今年学んだこと】学びで変わった私の日常
四技能とは、
■読む
■聞く
■話す
■書く
の4つの技能を向上させることを意味するそうです。
いろんな学び方があると思いますが、学ぶための最善の方法は、やはり、
「体験すること」
であると思います。
ただし、何でもかんでも体験するほど、人には時間はないし。
また、体験のほとんどは、失敗を通して学ぶ場合が多いので、できれば、痛い思いをする前に学習したいものです。
そこで、読書が奨励されるって訳です。
万能ではありませんが、下記各月の記事「本棚のある生活+α」に記載した内容の様に、本を読むことにより、ある程度の疑似体験が可能です。
ただ、その体験は、読み手の体験や見識により制限されたり、歪められて解釈される可能性があるから注意してください、ね。
ひとりで読んでばかりいると、独りよがりになる危険性がありますから、時には、聞く事の割合を増やしてみる。
聞くというと、講演やセミナーが思い浮かびます。
著作物を読むよりも、実際の人の話しを聞いた方が、本には書けない内容や例題、話し手の口調や仕草などが印象に残り、より深いインパクトを与えてくれるものです。
「読む」
と
「聞く」
は、自らが発していないという意味では、受け身です。
受け身で得た知識は、あまり定着しないのも事実であり、そんな経験はないでしょうか?
いろんな本を読んでも、すぐに忘れてしまうし、いろんな話しを聞いても、身に付かない。
私は、自分の経験から、以下のような結論を出しています。
読むこととは、それは、知識を集めることにすぎないと。
ゆえに、自分の興味がある分野だけではなく、たまには、今まで読んだことがない領域に、意識的にチャレンジしてみるのも重要であると思っています。
極端な例ですが、文部科学省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、2024年12月に、
「ナイスステップな研究者2024」として、科学技術イノベーションのさまざまな分野で活躍し、日本に元気を与える10名の研究者を選定(選定は、専門家ネットワークからの情報を基に、研究実績や自然科学と人文学・社会科学の融合、産学連携、国際的な研究活動などの観点から行われた。)していましたので、思い切って、この中から、関連図書を読んでみるのも、刺激があって面白いと思います。
知識を集めるという目的においては、講演やセミナーを、
「聴く」
も同じ。
会話することは、
「聞く」
と同時に、
「話す」
ことでもあります。
人の意見を聞き、自分の意見を述べて、そのキッチボールにより、自分の考えを調整してゆく必要があります。
ある時は広め、ある時は削るみたいな感覚ですね。
次に、書くことについてですが、文章に書き上げるプロセスにおいて、論理的な矛盾を発見し、角度を変えて考え整理し、体系化してまとめあげことにより、自分の考えを明確化する必要があります。
書くとき、自然と読み手を意識することになるはず。
読み手に伝えようと思うとき、その意見にメッセージが吹き込まれます。
そうそう、繰り返すことも大切です。
人の頭は忘れるようにできているから。
世の中いいことより、悪いことの方が多いって、少なくともそう思えます。
たから頭脳は、いやなことを風化してくれるようにできているんでしょうね。
正確に言うと、
「不要なこと」
を記憶の一番遠くにしまっておく。
だから、有り難い智慧も、使わないと忘れてしまうって訳です。
だから、身につけたいものは繰り返すことが必要なんですよね。
そして、繰り返しているうちに、状況や体験の積み重ねの違いにより、以前とは違った解釈や発見をするものです。
学ぶための4つの方法とは、
「読む」
「会話する」
「書く」
そして、
「繰り返す」
こと。
今年度は、この記事で実行した通り、
読むことで、知識を集め、(会話を通して)考えを調整し、書くことで、自分のものにして、繰り返すことで、徐々に磨いてゆく。
いやぁ~一生勉強ですね。
他人から見れば努力していると思えることも、当たり前だと感じれるように意識して、当たり前に感じる基準が高くなれば、努力は、更に、向上することにつながっていくはず。
そして、大きな違いや変化にこだわっていたら、小さくても価値あるものを見逃してしまうから。
ほんの少し何かを変えることで、どんな違いが生み出せるかを考えてみる。
例えば、この各事象における対応記事の様な場面に、遭遇した時、
それらの状況、苦労や努力を、本人がどう感じるか次第で、それが良くも悪くも自分自身に影響しますよね。
派手なことや目を引くことでなくても、わずかなことでも違いを生み出せるものはあるはずだから。
「洗練されたセンスとは、地味なものの中に美を見つけることである。」アンドレ・プットマン(デザイナー)
「ひらめきやセンスも大切ですが、苦しまないで努力を続けられるということが、何より大事な才能だと思います。」羽生善治(棋士)
You never grow old.
You become old by not continuing to grow.
成長し続けるのを、止めることによって、人は年老いるのだなって思います。
生活の一つ一つを丁寧に、だね。
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