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【自由詩】話して分かりあえること(音楽&短歌付き)
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特別なことじゃなくてもいい
お互いの思っていることを
素直に話せることって
とっても大事
だけど
案外難しい
だからこそ
大切にしたい
「ノリ」だけの関係じゃない
もう一歩踏み込んだところで
繋ぎあえることが
お互いの関係の質を
アップさせるはずだから
で
夜ってやっぱり
魔法が効く時間なのかもしれないね
夜という時間帯
人を素直にさせてしまうって気がしない?
そう
夜書く手紙みたいに
夜通し話したら
その言葉は
ちょっと酔った言葉かもしれないから
だから
朝がきたら
少し冷静にもなってみる
ことも必要かも
だけど
昼間には
言えないことが
言えそうだな
少し
まじめな話をしたいときには
夜がお勧めです
【勝手なタイアップ曲(^^♪】
【勝手にタイアップ短歌(*^^)v】
例えば、志賀直哉の私小説「城の崎にて」の様に、
「城の崎にて・小僧の神様」(角川文庫)志賀直哉(著)
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生と死は、ある日を境に切り替わるもの(両極)ではなく。
また、それ以外の両極についても、斑模様のように混ざり合い。
日々の生活のなかで。
それと気付かずに何度も潜り抜けているものかもしれません。
そんな事を、ふと考えてみる時、こんな歌集を手に取って過ごす、夜が、お勧めです(^^)
「目を閉じた人から順に夏になる光の中で君に出会った」
(木下侑介『君が走っていったんだろう』より)
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「傘のまるみにクジラの歌は反響す海へとつづく受け骨の先」
(立花開『ひかりを渡る舟』より)
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「手、足、首、骨、血潮、いつたいいくつの言葉で出来てゐるか「わたし」は」
(照屋眞理子『抽象の薔薇』より)
「生と死を量る二つの手のひらに同じ白さで雪は降りくる」
(中畑智江『同じ白さで雪は降りくる』より)
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「はい、あたし生まれ変わったら君になりたいくらいに君が好きです。」
(岡崎裕美子『発芽/わたくしが樹木であれば』より)
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「人間の生まれる前は人間の生まれる確率0だつた星」
(香川ヒサ『PAN』より)
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「銀行に銀の冷房臭みちて他人(ひと)の記憶のなかを生きをり」
(林和清『木に縁りて魚を求めよ』より)
「このビルの完成予定のきょうまでになんか変わっているはずだった」
(脇川飛鳥『テノヒラタンカ―ぎゅっと大切な言葉を、あなたの手のひらへ』より)
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「卓のグラスに映れるわれら人生のこの一齣も劇的ならず」
(西田政史『ストロベリー・カレンダー』より)
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「いつか死ぬ点で気が合う二人なりバームクウヘン持って山へ行く」
(盛田志保子『木曜日』より)
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