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【この恵風(2月)、一冊分おおきくなろう。】荒野に向かうアメリカ文学と家庭の団欒を志す英文学の違いを楽しんでみる

本をひらく


そこに

待っているのは

ひと月(恵風)の冒険

ひと月(恵風)の奇跡


読み終えたころには

きっと

ひと回り

おおきく

なっているはず


さあ

おもしろい

未来は

自分たちで

つくろうぜ


「ブリティッシュ&アイリッシュ・マスターピース」(柴田元幸翻訳叢書)柴田元幸(訳)

柴田元幸さんが、英文学の名作中の名作を選りすぐった、贅沢極まりないアンソロジー本です。

「アメリカン・マスターピース」の姉妹篇として刊行されたこちらでは、繰り返し読み継がれてきた英文学の名作が揃います。

2冊を読み、荒野に向かうアメリカ文学と、家庭の団欒を志す英文学の違いが、楽しめると思います。

■収録作品一覧

▶ジョナサン・スウィフト 「アイルランド貧民の子が両親や国の重荷となるを防ぎ、公共の益となるためのささやかな提案」

▶メアリ・シェリー 「死すべき不死の者」

▶チャールズ・ディケンズ 「信号手」

▶オスカー・ワイルド 「しあわせな王子」

▶W・W・ジェイコブズ 「猿の手」

▶ウォルター・デ・ラ・メア 「謎」

▶ジョゼフ・コンラッド 「秘密の共有者」

▶サキ 「運命の猟犬」

▶ジェームズ・ジョイス 「アラビー」「エヴリン」

▶ジョージ・オーウェル 「象を撃つ」

▶ディラン・トマス 「ウェールズの子供のクリスマス」


【恵風】(けいふう)

「恵風(けいふう)」は、もともと、恵みの風という意味です。

旧暦2月は、草木の生長をうながし、次々と花を咲かせていく春風が吹く頃。

そこから、2月の異称としても使われるようになりました。

春風は、私たちにとっても、ありがたく、心地よい風です。

そんな風への感謝の気持ちがこめられているようです。

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