【本棚管理委員会事例紹介】書棚に並んでいる本の特徴について
みなさんの書棚に並んでいる本は、読み終えた本ばかりでしょうか?
そうじゃない場合、読み終えた本と、読んでいない本との比率は、どの程度でしょうか?
私の本棚には、所謂、積読本である、これから読まなきゃいけないと思っている本も並んでいます。
その詳細は、秘密です(^^)
理想化された自己である理想自我や、こうありたい自分である理想自己に、現実の自分が、その自我や自己に近づければ良いなと思い。
そのために、自分自身が必要だと考えている知的な自己形成マップみたいな本棚が理想なんだけど。
なかなかどうして、事は、そう上手く運ばないのが現実だねぇ^^;
その様な状況だけど、少しでも近づけるように、定期的に改修していて、積読本の周辺には、1回読んだだけの本で、中身が分かったのかって言われたら、分っちゃいない本を意図的に並べてみたりして、なんだか本棚に支配されているような配置にしています。
この配置の良い点としては、自分に対して、強い影響力があることです。
毎日、本棚に並んでいる「一度読んだだけで理解していない本」達と、「まだ読んでいない本」達の背表紙が、有無を言わさず教化的な圧力を掛けてくるので、面白いです。
早く、その呪縛から解放されたい気持ちと、その時点で、これから踏破すべき思考過程を、投影・表象・表出する方法を探る楽しみを得られそうな本から読んでいます(^^)
まあ、簡単に打ちのめされる本も多々あるけど、ね^^;
そんな時は、読みやすい本に、一時的に避難したり。
机の近くに、クラシック音楽中心のCDラックを配置しているので。
厳つい背表紙の本達から、好きな音楽に逃げ込んだりしています(^^)
最近だと、こんな曲を聴いていました♪
ラヴェル「水の戯れ」
ショーソン「詩曲」
ボロディン:交響詩「中央アジアの草原にて」
フォーレ「シシリエンヌ」
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
でも、日常的な空間の周りに、ずらりと背表紙が並んでいるというのは、とても刺激的です。
積読する理由としては、紙の本だと、目についたときに買っておかないと、絶版になって読めなくなってしまう可能性があるからです。
永田希さんも、「積読こそが完全な読書術である」「再読だけが創造的な読書術である」と言ってたので、自分に合った積読や再読をしてみるのも面白いと思います。
【広辞苑より引用】
理想自我(理想我)は、S. フロイトの概念で、超自我の下位体系に位置づけられる理想化された自己をさす。
自我理想(ego ideal)とよばれることもある。
他方、自己愛的な全能感に基礎づけられた自己像を理想自我、(現実の自分に対し)あるべき自分としての自己像を自我理想として区別する研究者もいる。
この場合、理想自我は「何をやらせても素晴らしく賞賛の的になる自分」など空想的で、自我理想は「誰にでも親切で優しい自分」など現実規範的であるという違いがある。
理想自己はロジャーズの概念で、こうありたい自分を意味する。
人間は理想自己と現実自己(現実の自分)をもち、クライエントはこの二つの自己の重なりが少なく不適応状態にある。
重要なのは理想自己と現実自己を一致させることではなく、理想自己に向けて努力したり、現実を認識することで理想自己を部分的に手放したりして、この両方をともに生きてゆくことである。
【参考資料】
読書とは、自己形成の糧であり、コミュニケーションの基礎に成り得ます。
音読することで、書き言葉を体得できたりもします。
読書とは、つまるところ、そのメッセージをつかみとり、著者が要するに何を言いたいかを取り出す作業だといってもいいと思います。
従って、いくら本を読んだといっても、そのメッセージが何であったかを要約できなければ、読んだことにはならない。
一般に、本のメッセージは、本の厚さに反比例するともいわれています。
そのメッセージをつかむことさえできれば、本は、別に全部を読み切る必要もないんだよね(^^)
およそあらゆることには、メリハリが大切だと思いませんか?
勉強でも、重要なところには時間をかけ、そうでないところは手を抜く。
そうした要領の良さが能率よく勉強をするコツであり、読書も、それと同じ場合があります。
初めて読む分野や、教科書のような基本書とよばれるたぐいは、たっぷりと時間をかけてスローペースで読むべきだと考えています。
およそ何事にも基本となる骨格の部分がある。
それを身につけるのは一朝一夕ではできない。
1日数ページづつ、1ヵ月でも半年でもかけて構わない。
しかし、いったん基本が身につけば、その分野の読書スピードは飛躍的にアップすると思います。
同様に、1冊の本を読む場合でも読むスピードに変化をつけるとよいですね。
心にしみる内容はゆっくり読めばよくて。
しかし、しっくりこないところはどんどん読み飛ばして構わない。
要は、1冊の本のメッセージを、誤りなくつかむことさえできればいいので、本の種類によって、適切に使い分けてみてください(^^)
読書をする際は、黙読が基本ですよね。
アイ・スパンを意識的に広げ、活字を声に出さないで、次を予想しながら内容を把握するようにすると速く読める様になるかもしれません。
アナウンサーは、意識的にアイ・スパンを広げる訓練をさせられるそうで、良いアナウンサーほど、アイ・スパンが広いそうです。
大人になると、音読をする機会はほとんどありませんよね。
しかし、実は、音読と黙読は相関関係があります。
本をたくさん読んでいる人は、音読もまた速いという事実があります。
読書の習慣のない人は、音読のスピードもまた遅いそうです。
どのくらいの早口で文章を読めるか、自分の限界スピードを一度試してみると、自分の読書力の程度がわかるし、プレゼンテーション用のRPGでも活用可能なので、良ければ音読を試してみては如何でしょうか?(^^)
それは英文を読ませてみたときと同じといってよいと思います。
訳さなくても、内容がつかめているかどうかは、ポーズの置き方一つですぐわかるものです。
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