感情はもっと楽に自然にコントロールできる
自分の感情のアップダウンに疲れることってないですか?
びっくりしたり、振り回されたり、傷ついたり、悲しんだり、たいていは最初のリアクションで、アップダウンして忙しく疲れるものです。
女性はとくに、理性ではわかっていても、自分の感情をなかなか無視できない質を持っていたりしませんか?
日本ではとくに、感情をあらわにするのが少々おとなげないというように受け取るところもあり、時には批判の的になることもありますね。
感情をむき出しにするしないは別として、私は感情を持つことはむしろ健康的だし、良いことだと考えます。
その事実は認めてもいいのではないでしょうか。
怒りやフラストレーションも感情ですが、嬉しい、ハッピー!と思うのも、愛も感情。
感情がなかったら、人生も社会もずいぶん無機質なところになってしまいます。
ただ、自分の感情のアップダウンで自分が疲れたり、物事の判断や選択能力を鈍らせたり、見えるものを見えなくしてしまったりする場合もあります。
なので、感情に流されてしまう自分ではなく、普段の精神状態に余裕を持たせて、自分の感情は認め、受け止めて、少し客観的に見られるようになるといいですね。
余裕があれば、自分で様子を見つつ爆発させられるし落ち込む感情なども、プチ落ち込み時間を作る、なんてこともできます。
感情のコントロールとは、自分の思いのままに感情を操る、というところですが、感情とは、ときに自分の思いとおりになりません。
とくにネガティブな感情については、コントロールしようと思えば思うほどできないときもあります。
それはやはり、逆に感情を押さえ込むのが、不自然で不健康だから。
抑えられたマイナス感情はいつどこでまだムクムクとわきあがるかわからないし、押さえつけられたものは内側に向き、変な犠牲者意識が生まれたり、心のバランスや体調を崩したり、します。
なら、無理に感情そのものをコントロールするよりも感情を持っている自分を見つめられる、受け入れられるようになればいいのです。
そうして認めて受け入れることが、世に言う感情のコントロールにつながります。
大事なのは、自分が今持っている感情を否定しないこと。
どんな感情にしても、そこにある、と認めてみましょう。
感情を持っているのなら、そこに理由があるはずです。
その理由も考えてみて。
悲しいなら、なぜ悲しいのでしょう。
また、その感情にはまた何か目的もあるはず。
たとえば、自分が今怒ってる!としたら、本当は何がどうなっていて欲しかったのでしょう。
そうやって自分の感情を見つめるクセをつけてみると自分のパターンも見えてきます。
パターンが見えてきたら次のステップやオプションを考える余裕もまた出てきます。
無理にコントロールしようとしない。
流されそうになったら、ちょっとだけでいいから踏みとどまってみる。
そして、その感情を素直に認めてみましょう。
どんな感情にも理由があるはず。
感情は人間にとって欠かせないものだから、この感情も持ってもいいんだ、と思ってください。
それが、時間はかかってもコントロールにつながっていきます。