【クラシックとはどんな音楽か】探る喜び・選ぶ楽しみ
クラシックとは、どんな音楽か。
クラシックの世界の膨大さや、広大さではないでしょうか。
現在クラシック音楽というと、時代的には、17世紀から20世紀までの音楽を指すことが、一般的です。
音楽史的にいうと、バロック音楽から現代音楽に至る、およそ400年間です。
色々な国と、地域にまたがる音楽ですね(^^♪
登場したであろう作曲家も、おそらくは、数千人から一万人以上。
彼らが残した作品も、一万から二万はおろか、少なくとも、二、三万曲は、あるに違いない世界です。
それらのうち、私たちが知ることができるのは、音楽辞典や関係書をひもといても、せいぜい数千人のレベルだと思います。
また、聴くことのできる作品も、何分のかの数万曲ぐらいではないかと思われます。
それさえも、いざ聴くとなれば、大変な時間を、必要とすることになる世界でもあります。
オペラ等においては、ひと作品で3時間以上というのが普通だし、交響曲や協奏曲等も、平均して3分、長い曲の代表、マーラーとブルックナーでは、1曲1時間半に及ぶことが珍しくありません。
【参考記事】
それらも、たった1曲と数えて、数万曲もあるわけです。
端から聴いていったら、一体、どれほどの時間がかかることになるのか(^^;
おそらく一生かかっても、全てを聴き終えることはできないのではないでしょうか。
つまり、クラシックの世界は、それほど膨大であり、多彩な作品と、作曲家を、抱えているわけです。
しかし、また、そうだからこそ、尽きせぬ楽しみ、喜びもあるのではないかと思われます。
何かをつくる、極めるという点から言えば、クラシック音楽程、底なしで、ゴールの見えない世界は、珍しいかもしれません。
それは、どんな作品、作曲家に興味をもって頂いても、それが、拠って生まれた背景には、ヨーロッパ数百年の歴史と民族・社会が絡んでいるから、徹底すれば、そのことも含めた捉え方をしなければならない点が、面白いと思います(^^♪
しかし、そんなことをやっていたら、作品すら僅かなものしか聴けなくなってしまうのが、難点なんだけど、ね(^^;
沢山、聴いて、全体像を掴むのが、良いのか。
あるいは、特定の作曲家や、作品にのめり込んで、それらを極めるのが、良いのか。
それとも、気に入った時代や、地域の音楽を追求する。
共通する原理を、探り出す。
作曲家の人間像を、分析するかと。
まあ、捉え方は、千差万別。
しかし、いずれにせよ、オールマイティにこなすことは、時間的にいっても、無理なんだよね(^^;
ということは、誰が、どんな点に関心をもち、探り、選び、どんな聴き方や楽しみ方をしようとも、それを否定したり、文句を言える人は、いないと思うんですよね(^^♪
「音楽の講義が聞きたいという者全員に私は忠告する。
「やめたほうがいい。そのかわり、コンサートに行きなさい」」ラルフ・ボーン・ウィリアムズ(音楽家)
基礎としての理論は、必要ですが。
それを、応用していくためには、経験が必要になります。
実際に、自分で体験することで、理論では、学べないことを、身につけていけるはず。
これは、一見、戸惑いそうだけれど、自由で、のびのびとしたいことであり。
発展のさせ方によっては、誰もが、たちまちマニアになれる可能性を、秘めていると思っています。
独自の世界に没頭できる。
そういうメリットもある音楽なのが、クラシック音楽だと、そう考えています(^^♪
【季節とシチュエーションに応じたクラシック音楽】
おやすみバッハ ~心地よい眠りのための、バッハメドレー~
おやすみショパン ~心地よい眠りのための、ショパンメドレー~
ぐっすり眠れる癒しのクラシックメドレー ~月の光~
ぐっすり眠れる癒しのグレゴリオ聖歌メドレー ~主はわが光~
心が洗われる癒しのクラシックメドレー ~雨だれ~
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