見出し画像

【俳句?川柳?(番外編)】「武器を持たないチョウの戦い方」

俳句で一番大事なことって何?

「5・7・5」のリズムで「季語」を入れるよりも、もっと大事なことが「一瞬の心の動きをつかまえる」ということだそうです。

よく「心のシャッターを切る」と表現されているけど。

言い換えると、自分が心を動かされた何かに対して、ズームしたりフォーカスしながらピントを合わせて、その気持ちの姿を探っていく必要があるという事だと理解できます。

その心象での一瞬の心を、シャッターを切る様に、短い詩の中に、転写できるのが楽しいと言うけれど。

たった17字の短い句の中に詰め込める情報量は多くないですよね。

それが、なかなか難しい(^^;

さて、そこで、ちょっと考えてみました。

俳句には、季語は1つという考え方がスタンダードです。

そのため、俳句のルールに厳しい句会などでは、季重なりの俳句というだけで、内容を吟味せずに問答無用でダメとなる可能性もあるそうです(^^;

また、そもそも季語同士が相乗効果を発揮するような季重なりの句を作るのは、かなり上級者でないと難しい事は理解できます。

そのため、初心者の方は、失敗する可能性が高いので、季重なりの句は作成しない方が無難と言えるんでしょうね。

ただ、かなり珍しい3個の季語を使った有名な俳句が有ることを知りました。

「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」

これは、山口素堂という江戸時代の俳人が読んだ句ですが、「青葉・ほととぎす・初鰹」という3つの夏の季語が使われています。

「青葉」は目で鑑賞するもので視覚を刺激し。

「山ほととぎす」の声は耳で聞き聴覚を刺激する。

そして、「初鰹」は、口で味わうものであり、味覚を楽しませてくれます。

この句は、五感の中の3つまで盛り込んだ、実に感覚的な句であるという高い評価を受けているそうです(@@)

俳句の中に明らかに「強い季語」と「弱い季語」があり、どちらが主役か明確である場合には、季語同士がお互いを邪魔しないという理由で季重なりがOKとなるそうです。

【季重なりが許される場合】
・主役がハッキリしているならOK!

・2つ以上の季語がお互いを活かし合っている場合

但し、俳句の技法は、季語と切れが要と学んだので、季語のトレーニング法として、季語が3つとか4つとか面白いかなと思います。

初心者は、季重なりをしない方が無難。

ただ、高校の宿題で出すのなら躊躇いますが(^^;

そうではないので!

まあ~初心者だからこそ冒険(≒楽しまないと)しないと(ニヤリ)

なので、やってはいけないと言われたことをやってみたくなるのが男の子です!

もう、どうしようもありません、ね^^;

かっこいい「春」の季語の季重なりで、こっそり一句詠んでみた( `ー´)ノ

【何とかなった?季語3個バージョン】

「花信風 緋縅蝶らの 花軍」
(かしんふう ひおどしちょうらの はないくさ)

【自己評価】
主役は、「緋縅蝶」ですからね!

【花信風】(かしんふう)
花が咲くのを知らせる風。
初春から初夏にかけて吹く風。

【緋縅蝶】(ひおどしちょう)
ヒオドシチョウの「ヒオドシ」とは、赤い表ばねの姿が由来です。
ヒオドシとは「緋縅(ひおどし)の鎧」のこと。
緋縅とは、赤色(緋色)の糸を使った縅(おどし)のこと。
縅とは日本の甲冑の製造様式のことで、鎧の札(さね)を革や糸を上下に結び合わせて作られる。

【花軍】(はないくさ)
はなばなしく戦うこと。
はなばなしい戦い。

この句は、参考図書に記載の本を読んでいて、武器を持たないチョウの“縄張り争い”を戦に見立てて詠んでみましたって言うより、こじつけてみましたの方が正しいな(爆)

【参考図書】
「武器を持たないチョウの戦い方―ライバルの見えない世界で」(新・動物記)竹内剛(著)

【悩ましい(^^;季語4個バージョン】

むむむ・・・・・・(未作成)

【前人未到?の季語5個バージョン】

どうすりゃいいんだ???(未作成)



【花(か)い戦間近!?】



【参考記事】

<参照記事>
【初めての俳句】🌸春の季語🌸

https://note.com/minhai/n/n61e5a94e8a9c


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?