白熊杯【勝手に賞】「六出賞」「六花賞」「六つの花賞」
中谷博士は、雪の結晶の研究を通して、「雪は天から送られた手紙である」という言葉を残しています。
また、彼は、「科学と芸術の間には硝子の壁がある」という言葉も残していましたね。
白熊杯で、この天から送られた手紙である「雪」を受け取って詠んだ方が、どれだけいらっしゃったのか?
確認してみたところ、以下の通りでした(^^)
【白熊杯俳句部門】
「白熊杯」に投句された俳句総数:388句
「雪」使用句数:62句
「雪」使用頻度:15.98%
【白熊杯短歌部門】
「白熊杯」に投稿された短歌総数:382首
「雪」使用首数:64首
「雪」使用頻度:16.75%
【白熊杯川柳部門】
「白熊杯」に投句された川柳総数:237句
「雪」使用句数:13句
「雪」使用頻度:5.49%
詩歌の世界では、昔から雪を「雪月花」のひとつとして愛でてきました。
四季のはっきりした日本ならではの風情でもありますねぇ(^^)
でも、雪は、大切な水源でもあったんです。
都会に降る雪には悩まされて、少々やっかいだけど・・・・・・
でも、豊穣をもたらす雪。
雪に関する冬の季語としては、粉雪や細雪などの種類はもちろん、雪合戦や雪だるま、雪見酒や雪見障子など多くがあり、今回の白熊杯でも、冬の季語として、いろんな雪に関する言葉が登場していて、楽しかったです♪
さて、冬に空から降ってくる雪には、様々な別名があります。
以下の通り、特に、雪を花に例えたものが多い印象を受けました。
そこで、この雪の別名を使って詠まれた句はあるのかな?って、とても興味が湧いたので、確認してみると・・・・・・
お!
有るじゃないですか(@@)
【雪の別名7種類】
・雪の別名の種類①六出(りくしゅつ)
<俳句:1句>
六出や光り輝くその姿
・雪の別名の種類②六出花(りくしゅつか)
<俳句・短歌・川柳>
対象無し
・雪の別名の種類③六花(りっか・ろっか・りくか)
<俳句:1句>
古城や六花降り積む赤甍
<短歌・川柳>
対象無し
・雪の別名の種類④六つの花(むつのはな)
<俳句:4句>
万華鏡廻り廻るは六花
囚とらわれて予あらかじめ失われし六花
深深と雪雪と唯六花
静脈の透けしてのひら六花
<短歌:3首>
むつのはな君したためしラヴレターねぇ逢いたいと声がきこえる
舞いおちて頬に寄り添う六つの花溶けゆく雫涙かくして
白き世に万華の如く六花凍いつる池にて筒を覗かむ
<川柳>
対象無し
・雪の別名の種類⑤銀花(ぎんか)
<俳句・短歌・川柳>
対象無し
・雪の別名の種類⑥不香の華(ふきょうのはな)
<俳句・短歌・川柳>
対象無し
・雪の別名の種類⑦瑞花(ずいか)
<俳句・短歌・川柳>
対象無し
雪の結晶の形として有名な六角形の星型は、確かに小さな花のように見えますよね❅
空から小さな花がいくつも連なってふわふわと落ちてくる様子はとても神秘的です❆
雪が降った寒い朝に、窓を見たら、雪が貼り付いていたことはありませんか?
誰にも崩されていない綺麗な形の雪の結晶を、是非、じっくり観察してみたいですね。
雪の降る地域で育った、または住まわれている方は、一度はご覧になったこともあると思いますが、それは美しい形をしていますよね。
日本では、生憎、気候の温暖な地域に住んでいるので、その経験はありませんでしたが、しばらく仕事の関係でカナダのトロントに住んでいた時に、この体験ができて楽しかったですよ(^^)
そうそう、雪の別名等も知っていれば、個性的で幻想的な冬の俳句を作ることもできるんだなって、みなさんの句を詠まさせて頂き、そう感じました♪
さあ~この調査結果を踏まえた上で、またまた、やりますか!
「勝手に賞」(^^)/
これで最後にします。
私の「勝手に賞」の目的は、只今、開催中の白熊杯の予選ラウンド(俳句)において、
⭐白熊杯🐻❄️予選ラウンド投票会場(俳句)
どの句を推して参る!(=投票に「行くぜぇぇ~!」)かの指標でもあります(^^)/
みなさんも色んなマイ・選考基準があると思うけど、私は、その言葉を選んだ感性の素晴らしさに敬意を込めて推させて頂きます!
未投票の方は、是非、投票会場に行ってみてください。
私のように初心者でも、例えば、句の中で使っている言葉の響きだけでも、十分、楽しめると思います♪
【BGM】
PELICAN FANCLUB「俳句」
https://www.youtube.com/watch?v=P13uZxFYqX8
ヒュー!日向ヒュー!短歌テーマソング「あこがれ」
https://www.youtube.com/watch?v=MUonfRhu8bI
井上苑子「コトノハノオモイ」(アニメ「川柳少女」オープニング曲)
https://www.youtube.com/watch?v=AR5gokS91wg
さて、今回の賞の選考方法は、雪の別名を使用して、個性的で幻想的な冬の俳句を作った方々に、その雪の別名を冠した賞を贈りたいと思います(^^)/
白熊杯🐻❄️公式賞&『勝手に賞』へのご案内⛄1/29 10:54現在
【六出賞】
<俳句:1句>
251.六出や光り輝くその姿
【六花賞】
<俳句:1句>
220.古城や六花降り積む赤甍
【六つの花賞】
Note:読み方が、「むつのはな」と詠まれていた方は、私の判断で、こちらの賞にさせて頂きましたm(_ _)m
<俳句:4句>
30.万華鏡廻り廻るは六花
112.囚とらわれて予あらかじめ失われし六花
114.深深と雪雪と唯六花
133.静脈の透けしてのひら六花
<短歌:3首>
63.むつのはな君したためしラヴレターねぇ逢いたいと声がきこえる
64.舞いおちて頬に寄り添う六つの花溶けゆく雫涙かくして
81.白き世に万華の如く六花凍いつる池にて筒を覗かむ
冬しか見ることのできない冬の風情を楽しむ雪の表現・名称を覚え、雪への理解を深めてみるのも楽しいですね(^^)
【雪の別名4表現】
雪を表す表現①青女(せいじょ)
雪を表す異称②六辺香(ろくへんこう)
雪が降る様子を表す名前③天花(てんか)
冬の雪を表す言葉④玉屑(ぎょくせつ)
【おすすめの雪の結晶図鑑】
「雪の結晶図鑑」菊地勝弘/梶川正弘(著)
「雪の結晶―小さな神秘の世界」ケン・リブレク(著)矢野真千子(訳)
「雪と氷の図鑑」武田康男(著)
【雪に関する雑感等】
言葉や漢字の成り立ちを知ることは、日常生活に膨らみを持たせてくれるはずだと考えています。
日本では、雪に関するたくさんの言語があります。
たかが雪、されど雪。
雪や雨を呼ぶ言葉には、いろいろあるのですが、名前やその響きに趣深いものが多いような気がします。
昔の人は、気象や季節に関心を寄せ歌などを詠んでいたために、自然に雨や雪を現す言葉も巧みな名がつけられていったのかもしれませんね。
今年に入って、大雪の便りが届きだしたニュースの雪景色を見て、何気に、この曲を思い出して、久しぶりに聴いてみました♪
もう、演歌を好む年齢?になってしまったのかもしれませんねぇ~♪
新沼謙治が唄う「津軽恋女」に、何故か魅かれます(^^)
新沼謙治「津軽恋女」
https://www.youtube.com/watch?v=SbsnIt1VV4g
この曲の歌詞に出てくる
♪降りつもる雪 雪 雪 また雪よ 津軽には七つの雪が降るとか♪
とあるのですが、毎年冬になると、「津軽の七つの雪ってどんな雪ですか?」や「雪が白いのはなぜですか?」など、雪に関する問い合わせが、気象台へあるということを思い出しました。
青森に来ると、雪には様々な種類のものがあることが実際に体験できるそうです。
雪国でもちがうんでしょうね。
さて、雪の種類(降雪)に関しては、慣習的に以下の7つの分類+αが存在する様です。
1.玉雪:
球形をした雪。
冬の初めや終わりの暖かい時期に降る。
また、雪雲のでき始めている先端部分などで見られる。
2.粉雪:
風雪時に多く、サラサラした粉末状乾燥した雪。
パウダースノー。
寒冷な地域に多く見られます。
積もらない事が多い。
3.灰雪:
普通に降る雪では灰雪が一番多い。
空中をすらっと降りてくるのではなく、灰のようにひらひらと舞いながら降りてくる雪。
やや厚みがあり、日光に当たると陰影ができて灰色の影ができる。
4.綿雪:
暖かくて降水量が多いところに降る。
手でちぎった綿の様に大きな雪片からなる雪。
水分を含み、重みがある。
5.餅雪:
玉雪や灰雪、綿雪が解けかかった状態の雪。
水分を多く含む雪。
雪の塊は餅のように柔らかく自由に形状を変えられるので、雪玉や雪だるまなどがつくりやすい。
6.べた雪:
もち雪がさらに溶けて降る雪。
べちゃっとした雪で、団子状に固まっていることもある。
7.水雪:
べた雪が雨になる状態の水気の多い雪。
みぞれと同じ。
α1:つぶ雪:
粒のような雪。
よく積もる。
α2:ぼたん雪:
気温が高い時に、雪が集まってぼたんの花のように降る雪のこと。
α3:みぞれ雪:
みぞれ状の溶けかかった雪のこと。
また、農林省の積雪地方農村経済調査所(通称、雪害調査所)では、以下のように分類していました。
1.乾雪(かわきゆき)
(1)灰雪:最も細かく風にとぶもの
(2)粉雪:灰雪よりもやや大きいもの
(3)綿雪:綿のようにふかふかしたもの
(4)玉雪:最も大きく円い塊となり飛ぶもの
2.潤雪(ぬれゆき)
(1)餅雪:つかむと軽い手触りのもの
(2)濡雪:ややべたつくもの
(3)水雪:もっと水分が多いもの
3.締雪(しまりゆき)
(1)小締雪(こじまりゆき):しまり加減による
(2)硬締雪(かたしまりゆき):同上
4.潤締雪(ぬれしまりゆき)
(1)潤締雪 (べたしまりゆき)
(2)水締雪 (みずしまりゆき)
5.粒雪(ざらめゆき)
(1)小粒雪(こざらめゆき)
(2)大粒雪(おおざらめゆき)
6.凍雪(こおりゆき)
(1)小凍雪(こごおりゆき)
(2)硬凍雪(かたごおりゆき)
(3)氷板(ひょうばん):全く氷化したもの
なお、雪の種類(雪質)に関しては、以下の呼び名が存在する様です。
1.新雪:
積もったばかりの雪。
降雪の結晶形が残っているもの。
みぞれやあられを含む。
結晶形が保たれています。
2.こしまり雪:
新雪が少ししまった形。
降ってから日数が経過して、結晶の形は殆ど残っていないがしまり雪にはなっていないもののことです。
3.しまり雪:
こしまり雪がさらにしまった状態の雪。
粒は互いに網目状につながり丈夫でスコップが立たなくなるくらいの状態。
4.こおり雪:
かたまって氷のようになった雪。
5.ざらめ雪:
新雪がしまって、水を含んで大きくなった丸い氷の粒や、水を含んだ雪が再凍結した雪。
6.こしもざらめ雪:
小さな湿度勾配の作用でできた平らな面をもった粒、板状、柱状がある。もとの雪質により大きさは様々。
7.しもざらめ雪:
しまり雪が冷えて、雪の中に霜ができた状態の雪。
大きな湿度勾配の作用により、もとの雪粒が霜に置き換わったもの。
とても珍しく北海道などでしか見られない雪。
こういった分類や名称は、地域によっても独特なものがある様で、とても面白く感じます。
この曲の歌詞に出てくる津軽の七つの雪の元ネタは、太宰治の小説「津軽」の冒頭に書かれている「津軽の雪 こな雪 つぶ雪 わた雪 みず雪 かた雪 ざ らめ雪 こほり雪」からで、ユーモアに満ちたふるさと再発見の書ですね。
例えば、太宰治の「津軽」の冒頭には7つの雪が記されています。
「津軽 (改版)」(角川文庫)太宰治(著)
こな雪、つぶ雪、わた雪、みず雪、かた雪、ざらめ雪、こおり雪。
ところが、再読してみたところ、小説「津軽」の中では、それぞれの雪がどのような雪なのかは一切説明されていません。
そのため、気象台へ問い合わせたり、個人で調べたりしてるんでしょうねぇ・・・・・・
さて、小説「津軽」では、七つの雪の名前を並べた後に「東奥年鑑より」と出典が示されています。
この東奥年鑑は、昭和15年頃に東北地方の気象台・測候所が協議して定めたものだそうです。
七つの雪がどんな雪であるのかを、出典元である1941年(昭和16年)の「東奥年鑑」で確認してみた結果は、以下の通りです。
「東奥年鑑」1941年(昭和16年)より
雪の種類
「積雪ノ種類ノ名称」
こなゆき:湿気ノ少ナイ軽イ雪デ息ヲ吹キカケルト粒子ガ容易ニ飛散スル
つぶゆき:粒状ノ雪(霰ヲ含ム)ノ積モツタモノ
わたゆき:根雪初頭及ビ最盛期ノ表層ニ最モ普通ニ見ラレル綿状ノ積雪デ余リ硬クナイモノ
みづゆき:水分ノ多イ雪ガ積ツタモノ又ハ日射暖気ノ為積雪ガ水分ヲ多ク含ム様ニナツ
タモノ
かたゆき:積雪ガ種々ノ原因ノ下ニ硬クナツタモノデ根雪最盛期以後下層ニ普通ニ見ラ
レルモノ
ざらめゆき:雪粒子ガ再結晶ヲ繰返シ肉眼デ認メラレル程度ニナツタモノ
こほりゆき:みずゆき、ざらめゆきガ氷結シテ硬クナリ氷ニ近イ状態ニナツタモノ
「降雪ノ種類ノ名称」
こなゆき つぶゆき わたゆき みづゆき
この説明を読むと、七つの雪がどのような雪かおおよそ理解できると思います。
つまり、七つの雪とは、主に、降り積もった雪(積雪)の状態を指していますが、そのうち「こなゆき」「つぶゆき」「わたゆき」「みづゆき」の四つは、前述の雪の種類(降雪)でも記述した様に、降っている雪(降雪)の様子を説明するときも使用していることになります。
で、「七つの雪は降りますか?」の質問の回答としては、出典元の「東奥年鑑」の確認結果、「七つの雪」は積もった雪(積雪)の名前だと判り、七つの中で、かたゆき、ざらめゆき、こほりゆき、の3種類は、降ることはなく、降ってくる雪は、こなゆき、つぶゆき、わたゆき、みづゆき、の「四つの雪」ということになります。
降ってくる雪や積もっている雪、そして、海外出張時に、俺に迷惑をかけてきた雪ん子(^^)が、七つの雪のどの種類かを気にかけて見てみたり、前述の分類達と比較するのも面白いな!って感じました(^^)
【参考記事】
津軽の七つの雪
https://drive.google.com/file/d/10E100DNkHmaaGExrUM621nMxl6xb6yfb/view?usp=sharing
そうそう、気象台には、こんな問い合わせもあったとか・・・・・・
「太宰治の小説「津軽」と、新沼謙治「津軽恋女」の歌詞では、雪の名前の順番が異なります。
どうして順番が異なっているのでしょうか?」
思わず、へ~って思う内容だけど、疑問に思う人が多いようで、既に、以前、調べてくれた人がいます。
2004年に秋田県立大学の菊池教授(当時)が「津軽恋女」の歌詞の作詞者・久任京介氏に確認したところ、『順序が前後しているのはメロディーとの構成上の兼ね合いから』だったとのことです。(「津軽には七つの雪が降る?」考,2004,雪氷66巻2号)
寒く長い冬。
降り積もる雪は、大人にとってはやっかいでも、子どもにはわくわくする特別な一日に早変わりしますよね(^^)
外に出るだけで何もかもがいつもとは違う景色に目を輝かせて・・・・・・
雪のあまり降らない地方の大人も同じ感覚かな?
そんな気持が詰まった絵本を紹介しておきますね。
「ゆきのひ - キーツの絵本」エズラ・ジャック・キーツ(著)木島始(訳)(新訳えほん)
ストーリーは、実に単純で、ピーターが様々な雪遊びを楽しむ、というものです。
一面に積もった雪を見るピーターの驚きや歓び、好奇心などが、短いテキストの中に、本当に、初々しくもあり、瑞々しくもあり、これから訪れるだろう色々な表情を見せてくれる雪の寒い冬の日、暖かい部屋で楽しんでください。
自然で、自由な、子供の目、それを失っていないか?を感じてみるために・・・・・・
【おまけ:雪がタイトルに付く楽曲達】
Aimer「雪の降る街」
https://www.youtube.com/watch?v=oQaUj-8QxLk
BENI「粉雪」
https://www.youtube.com/watch?v=10BASUtAlSg
CHEMISTRY「恋する雪 愛する空」
https://www.youtube.com/watch?v=vOhbTBX07Qk
CURIO「粉雪」
https://www.youtube.com/watch?v=mQ-ihdsLvic
DEEP「雪しずり」
https://www.youtube.com/watch?v=weHfTJrOTzI
DREAMS COME TRUE「もしも雪なら」
https://www.youtube.com/watch?v=Z_cmUscew5g
FLASH BACK「雪華」
https://www.youtube.com/watch?v=SUiR6KG9zzE
GReeeeN「雪の音」
https://www.youtube.com/watch?v=m5yoQc7CCwY
krage「夏の雪」
https://www.youtube.com/watch?v=hg_HL8fjBcM
nayuta「雪凪 -Setsuna-」
https://www.youtube.com/watch?v=Fet27AJ6zi0
Qyoto「夏の雪」
https://www.youtube.com/watch?v=kU2QeKbScrs
SEKAI NO OWARI「スノーマジックファンタジー」
https://www.youtube.com/watch?v=vkcTN70fnXA
THC!!「雪」
https://www.youtube.com/watch?v=Qgom0pbMzX8
Toshl「粉雪」
https://www.youtube.com/watch?v=NciCtqdnxVk
イルカ「なごり雪」
https://www.youtube.com/watch?v=H2TR3oEA13o
コブクロ「雪の降らない街」
https://www.youtube.com/watch?v=Q5K6zbrJzBk
ジェロ「海雪」
https://www.youtube.com/watch?v=KFdUGs6qIuw
スピッツ「雪風」
https://www.youtube.com/watch?v=KqJBpisB7lE
ソナーポケット「涙雪」
https://www.youtube.com/watch?v=_upx0S_5ye4
レミオロメン「粉雪」
https://www.youtube.com/watch?v=1wxTksLZ1Mw
可愛ゆみ「垂雪~しずりゆき~」
https://www.youtube.com/watch?v=yTCMYp6dsL0
花咲ゆき美「雪窓」
https://www.youtube.com/watch?v=VBIXb2Bscsw
山猿「雪」
https://www.youtube.com/watch?v=RwLteIblbbU
松原健之「雪風」
https://www.youtube.com/watch?v=EOtMj0_0km0
浅田あつこ「米原の雪」
https://www.youtube.com/watch?v=OpEwVV_4eq4
中ノ森BAND「雪」
https://www.youtube.com/watch?v=vfYi9nUyWyg
中西保志「なごり雪 」
https://www.youtube.com/watch?v=b9SdgWDMRDA
中島美嘉「雪の華」
https://www.youtube.com/watch?v=oIoaIlPpIcA
https://www.youtube.com/watch?v=fcVHGZVCkDI
浜田省吾「悲しみは雪のように」
https://www.youtube.com/watch?v=Oy7fhdAWvpk
和楽器バンド「雪よ舞い散れ其方に向けて」
https://www.youtube.com/watch?v=c5OILlE-_gA
【いろんな雪の言葉達】
雪の名前は大きく分けると、降っている雪(降雪)と積もっている雪(積雪)に分けられるそうです。
以下にいろんな雪の言葉を載せておきますね(^^)
<降雪>
・こな雪: 風雪時に多く、粉のような雪。パウダースノー。積もらない。
・つぶ雪: 粒のような雪。積もる。
・わた雪: 暖かくて降水量が多いところに降る。綿のようにふわっとした雪。
・ぼたん雪: 気温が高い時に雪が集まってぼたんの花のように降る雪。
・たま雪: 冬の初めや終わりの暖かい頃に降る。たまの形。
・はい雪: 普通に降っている雪。灰のようにフワッと舞う。
・もち雪: たま雪やはい雪、わた雪が溶けかかった状態。
・べた雪: もち雪がさらに溶けて降る。団子のような感じ。
・みず雪: べた雪が雨に変化する状態。雨滴に近い。
・みぞれ雪: みぞれ状の溶けかかった雪。
<積雪>
・新雪: 積もったばかりの雪のこと。結晶の形が保たれている。
・こしまり雪: 新雪が少ししまったタイプ。降って数日たち、結晶が壊れて粒になっている。
・しまり雪: さらにしまった状態。スコップが立たないくらい固い。
・こおり雪: 固まって氷のようになった状態。
・ざらめ雪: 新雪やしまり雪が溶けて水を含んだタイプ。
・しもざらめ雪: しまり雪が冷えて雪の中に霜ができた状態。とても珍しいタイプ。北海道など気温が低い地方でしか見られない。
・こしもざらめ雪: しもざらめ雪の霜が小さいもの。
<文学的表現など>
・あわ雪: 泡雪、沫雪。泡のように解けやすい雪。和菓子にも付けられている。
・あわ雪: 淡雪。やわらかで解けやすい雪。和菓子の名前。
・うす雪: 薄雪。少しばかり積もった雪。
・大雪: 激しく大量に降る雪。
・こごめ雪: 小米雪。細かい雪
・小雪: 少しの雪。
・ささめ雪: 細雪。細かに降る雪。谷崎潤一郎の小説の名。
・しずり雪: 垂り雪。木の枝から落ちる雪。
・白雪: しらゆき。雪の美称。
(・人工雪: 人工的に作られた雪。)
・たびら雪: 春近くに降る薄くて大片の雪。だんびら雪。
・どか雪: 一時に大量に降る雪。
・友待つ雪: 次の雪の降るまで消えずに残っている雪。
・なごり雪: 名残雪。名残の雪。春になってから冬の名残に降る雪。
・なだれ雪: なだれて落ちる雪。(季語:春)
・にわか雪: にわかに降ってくる雪。
・ぬれ雪: 濡れ雪。水分の多い雪。
・根雪: ねゆき。雪解けの時期までとけずに残る雪。
・はだれ雪(まだら雪): 班雪。はらはらとまばらに降る雪。まだらになった残雪。(季語:春)
(・八朔の雪: 八朔の日に吉原の遊女が全員白無垢を着た風習。)
・初雪: その冬初めて降る雪。(季語:冬)
・春の雪: 春になって降る雪。牡丹雪になることが多い。(季語:春)
・ふすま雪: 衾のように多く積もった雪。
・ふぶき(吹雪、乱吹): 降雪に激しい風を伴ったもの。風雪。暴風雪。(季語:冬)
・べた雪: 水気の多い雪。
(・蛍の光、窓の雪: 蛍の光や窓の雪の光で本を読んだという故事にちなみ、苦学すること。学問にいそしむこと。蛍雪。)
・万年雪: 山頂などに一年中解けずに残る雪。
・み雪: 深雪。(1) 雪の美称。(2) 深く積もった雪。(季語:冬)
・横雪: 風で横様に降る雪。
・忘れ雪: その冬の最後に降る雪。雪の果て。(季語:冬)
薀蓄っぽい話になりましたが、たった一つの事象に対する表現が幾つもあるなんて、とても素敵な考え方じゃないでしょうか(^^)
実際に幾つもの表現方法を知っているなら、その感性に敬意を払いたいものです。
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白熊杯【これが本当に最後の勝手に賞】もしも、こんな「勝手に賞」があったなら?
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