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【制作秘話:曖昧な曖昧】多摩川に投げ捨てた過去。


ところで

最近noteの更新多いよね。

理由があってね、

実家にいると
テレビずっとついてるし(寝る時も)
オカンがずっと何か喋ってるから(私と同じでお喋り)
オカン以外に話しをする隙間時間が皆無なんよね。

だからしゃべりたい日があっても
中々ツイキャスも出来てなくてね

喋ってる内容
ぜんぶオカンが聞き耳立てて聞いてるからさ。

キモいじゃん?流石に。

プライベートなことも話したいじゃん?

まあ、そのプライベートなことは全世界に配信されてるんだけどね。元も子もないよ。

でも喋りたいんだよね、オカン以外に向けて
何かしらを。

根っからのお喋りなんだろうね、わたくし。

小学校も中学校も
給食の時間に近くの席の子達と喋るのが楽しすぎて
(6人ずつ班にして机くっつけて給食食べてたから)
給食そっちのけで喋ってたもんね。

給食の時間=普段喋れない子達と喋れる時間

くらいの勢いだったよ。

酷い時なんか給食の時間中(20〜40分くらい)
わたくしお腹抱えて笑っぱなしで
気付いたら牛乳飲んでる間に給食の時間終わってて
何も食べれなかった…みたいなこと多かったよ。

まじで給食の時間大好きだったんだよ。
席替えする度にクラスの色んな子達と喋れるし
相手のことを知れるし、仲深まるし。

だからよく給食のパンをくすねて
部活帰りに食べてたんだよ。
お昼ロクに食べれてなくて
お腹めっちゃ空いてるからね。
よくそんな日々で156センチまで身長が伸びたよね。
しかもわたくし未熟児だったから
生まれてくるはずだった身長よりも10センチ低く
生まれちゃってんの。
生まれた時1800g?とかで
心臓に穴開いちゃってたからね。
出産予定日平成6年6月6日だったから
悪魔の子が生まれる〜って言われてたんだけど
結局2ヶ月早く生まれてきちゃったわけ。

ありゃ、なんか話逸れてる

文章書くことと喋ることはイクォールになってて、
口動かして喋ってるか
手を動かして文章書いてるか
どっちかしてれば取り敢えずは満足なんだよね。

そこに
ギター弾いて歌うことも含まれてる。カラオケも。
作詞作曲も放出作業だからね。
放出したくなった時に、それが曲になる。



昔はさ、毎週カラオケに行って
11時間くらい平気で歌い続けてたんよ。

それも一種のお喋りというか、
文章制作というか、、放出作業だよね。

定期的に内側から外側へと
何かしらを紡ぎ出さないと
気がおかしくなっちゃって
発狂しちゃったりしちゃうのよ。

やばいやつなんだよ、たぶん、わたくし。

だから、放出出来なくて発狂すら出来ないって時は
夜中にスキップしに体操服で出かけたりしてたんだよ。

そんくらい何かを定期的に体外へと放出してないと
おかしくなっちゃうんだよね。ほんとうに。

うずうずしちゃってさあ。

常に余分なエネルギーが溜まるんだろうね。

あ、だからか
ガールズバーのキャストしてて
毎日ずーっとお喋り(接客)してた時と
コールセンターのスタッフしてて
毎日ずーっとお喋り(電話対応)してた時は
振り返ってみると作詞作曲ほぼしてないんだよね。

毎日ヘトヘトもいいとこだったわ。


ああ

話逸れちゃってるよ。。

こんな話したくて書き始めたんじゃなくてさ。


今回は 2020/2/28 制作 

「曖昧な曖昧」


*   *   *   *   *


↓この話の派生版というか、

↑この曲「誰かの明日」の前日に作ったのが

今回、話をしていく曲「曖昧な曖昧」なのね。


当時

パニック発作で電車乗れなくなって
飛び込み自殺未遂してそのまま
実家に連れ戻されたんだけど、

2ヶ月後に、東京に戻ったわけ。

そこから1ヶ月間

コロナの影響もあって
バイトが決まらなくて。
(何処もかしこも連絡すら返ってこなかった)


東京に来たての頃はよく河川敷(土手)に行って
ギターを弾いてたんだけど
引っ越してから全くしなくなってたの。

だから、時間があるし
初心に帰りたくなって
京王線に乗って
多摩川の河川敷(土手)に行って
ギターを少しだけ弾きに行ったの。

がっつり弾きたかったんだけど
なんか、ギター弾いてると
散歩中の柴犬がやたら寄って来たり
隣でバーベキュー大会開催され始めたり
すぐ横で草野球始まったりして
ボール飛んできたりして
全然集中出来なくて。

なんだけど、
まあ、ギターちょっと弾いた後に

多摩川に向かって
過去とのお別れの儀式をしたかったんだよね。

東京に来てから
色んな人に出会って、色んな場所に行って
色んな経験をしたんだけど
わたし自身が身を置いてた場所も
そもそも良くなかったってこともあって
裏切られたり、傷付けられたり、
(わたしにも原因があるとおもう)
縁が切れちゃったりした人達が沢山いて。

その人たちから貰ったプレゼントとか
その日々に大切に身に着けていた物とか
東京に戻ってから全部一気に捨てたんだよね。

もう前に進まなくちゃねって思って。

それで、縁が切れちゃった女の子と
一緒に作りに行ったパワーストーンのブレスレットと
縁が切れちゃった人から貰ったネックレスだけは
自然に返せる素材だったから(石)
それを自然に返してあげようと思って。

夕方、もうすぐ夜になる直前くらい

ごめんね、と
ありがとう、と
少しの怨みやツラミを叫んで
相手とわたしの幸せを願って
多摩川に投げ捨てたんだよね。

不法投棄と言われたらそれまでなんだけど
一応天然石だから
まあ、捨てるより自然に返して自由にしてあげた方が
石たちの為かなとか思って。

そうしたら、なんか、心の底に
見えないように、見ないように
溜め込んで蓋をしてた想いとか
悔しさとか
怒りとか
虚しさとか
あらゆる気持ちが湧いて来て。

ああ、こんなにわたし
押し込めて生きてたんだなあって気付いて。

少しスッキリして。
涙が溢れてて。

日が暮れるまで叫び続けて。

あんなに濃い時間を
濃い想いを共有してた仲間だったのに
もう永遠にお互いの人生が交わる事は無いんだろうな、
交わりたくも無いしな、
とか思って。

あんなに好きだっなのにな、とか。

あんなに泣きながら話し合ったのにな、とか。

悲しくて。

積み上げたつもりだったのに
何も無くなっちゃったなあって。



日が暮れて、クタクタになって
家に帰ろうと多摩川から
最寄り駅まで歩いてたんだよね。

京王線 稲田堤駅まで。


歩いてる時に
口ずさんでた鼻歌が
なんだかすごくしっくり来て。

歩きながら
言葉を乗せてたんだよね。

そしたら、これ
歌が一曲出来上がりそうな勢いだなあってなって。

多摩川の河川敷(土手)から歩いてきて
マクドナルドの前で立ち止まって

スマホのメモ帳に歌詞を書いて
スマホの録音にメロディー入れて。

一曲作り終えたんだよね。

道端で10分くらいで完成したの。


それから家に帰って
メロディーに沿ってコードを付けたんだけど。




でも思い入れは結構あってね。


わたしの中ではこの曲は

別れの歌であり
始まりの歌でもあり
後悔の歌でもあり…

色んな感情が渦巻いてる最中を
閉じ込めた曲
なんだ。


因みに

この曲のイントロ部分の鉄琴みたいなメロディーも
この時マクドナルドの前で既に完成してた。
鼻歌で。

なんか、久々に
どっかから降って来た曲だったな。


じゃあ、さいごに
歌詞置いてくね

曖昧な答えしか見つかんないよ
答え合わせ
いつ出来るの

走り出して逃げ出した遠いこの街
今になって思い知った
ほんと馬鹿だな
優しさも踏みにじって見えないように
傷付きたくないから傷付けた

長く長い夜に身一つで
思い出全部仕舞い込んで
生まれ変わった気がした


曖昧な私しか見つかんないよ
泳いでるつもり
流されて行く
辿り着いた港はガラクタ溜まり
黙り込んで


間違って引き返して増えて行くのは
後悔と思い出と少しの恨み
もうダメみたい、
もう終わりたい、
振り返った足元に水溜りが出来た

深く深い迷路で私は
同じ所歩いては
何も変われやしてないわ

曖昧な関係もう終わりにして
次の答え手を伸ばしてみる
汚れきったカラダはどれだけ泳いでも
洗えない

曖昧な私しか見つかんないよ
踠いてるつもり
流されて行く
辿り着いた港はガラクタ溜まり
飛び込んで

愛してるなんてもう言わないでよ
泳いでも泳いでも息も出来ない
曖昧な答えしか見つかんなくて
ねえ、今日も答え探してる



* * *

作詞作曲 バヴみき
2020.02.28

この曲が
誰かの中で
育っていく事を願って。




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バヴみき
いただいたサポートは楽曲制作の為に使用したり思い出のモノへと変換し、素敵な思い出をたくさん作っていきたい所存です( ˘ω˘ )♡

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