努力しているのに成果を上げられない人の特徴
人間は、一日6000種類の思考をしているそうです。
そこに上司の指示や様々な雑音が入ってくると、本来やるべきことを後回しにして手当たり次第に手を付けてしまい成果を上げられなかったなんて経験ありませんか?
しかも、本人は一生懸命働き努力していると思っても、成果が上がらず、組織から評価されず悶々としてしまいます。
1.成果に繋がる「努力」
努力が実らない人達の行動原理は、何かの問題に直面したとき「何をやるか」に囚われていて、「どのようにやるか」つまり「行動と結果」を見ていないことです。
「行動と結果」とは、「目指す姿と目標」に対する行動です。
「目指す姿と目標」が明確になっていれば、たとえ6000の思考と膨大な情報の渦中にあっても、不要なものをトレードオフしてムダな努力をしなくなります。
2.そうは言っても、人間は雑音に左右される生き物です。
そうは言っても、人間はいくら客観的に現実を見つめようとしても、ふと気づくと雑音に囚われてしまう悩ましい生き物です。
フランスの著名な作家、モーパッサンは、「紐」という小説の中にそれを如実に表現しています。
この小説は、人間は一度何かに心を囚われてしまうと、本来見るべき事に視点を変えることは難しいと教えてくれています。
3.本当に見るべきコトに視点を向ける方法
著名な経営学者 ピーター・F・ドラッカーは、人が問題に直面したとき以下の5つの質問を自問自答すれば、小説の主人公のような罠に陥ることがないと教えてくれています。
この5つの質問を満足させる努力に集中できれば、ムダな努力をせず楽しく、楽に努力することができます。