セカンドライフが地獄になるか?天国になるか?それは、自分次第です。
50代になると定年退職を間近に控え、経済面の不安、健康の問題、新しいスキルを学ぶことの大切さなどについて考えるようになります。
今日は、これらの不安に対して現役時代にどのように準備し、セカンドライフを楽しむかについてお話します。
1.セカンドライフを楽しく生きるための準備
私は現在67歳で、完全リタイアして3年目を迎えます。
私の経験を踏まえ、セカンドライフの備えやエンジョイの仕方についてお話します。
多くの人が抱える不安を探ると、次の4つが見えてきます。
これらの不安を解消すれば、楽しいセカンドライフを送ることができます。
2.セカンドライフを楽しく生きるための戦略
1) 経済面の準備
まずは、以下の3点の経済面の不安を払拭しましょう。
50歳から毎月一定額を貯蓄し、リスクの少ない投資信託(eMAXISなど)のような資産運用の練習を始める。
年金支給額を早めに把握する。(55歳くらいになると凡そ分かります)
定年後、自分が目指すライフスタイルのために必要なキャッシュを試算し、65歳以降、資産が何歳まで食いつぶしていけるのかを試算する。
2)スキル習得と学び
コンサルタントが使うアドバイスに、こんな常套句があります。
「新しいスキルを習得することは、退職後の生活を豊かにします。例えば、ITスキルや語学、趣味の講座などに参加してみましょう。」
この言葉。。。私から見ると、随分他人事だなぁ。。と感じてしまいます。
確かに学びは生活を豊かにしますが、重要なことは目的です。
稼ぐスキルと、趣味のスキルとは全く意味が違います。
例えば、65歳すぎた老人がITスキルや語学スキルを持っていたところで、雇う側からすれば、老人より若い人を雇いたいはずです。60歳過ぎたらスキルに合った仕事には、まずありつけません。
余談ですが、60歳のときスーパーのショッピングカートを回収する仕事に応募しましたが不採用。他にも色々応募しましたが、書類審査で不採用でした。いやぁーーハードル高いです。苦笑
つまり難度の高いスキル(弁護士、司法書士、医師、電気主任技師)であれば別ですが、ちょっと勉強すればだれでも取得できる資格では、なんの役にも立ちません。
3)65歳からの稼ぎ方とマインドセット
では、どうすればいいのか?
ずばり言うと、50歳すぎたあたりからなんでもいいので個人事業主(青色申告)になって多少でもよいのでマネタイズできることを模索することです。つまり副業です。
例えば、セミナー講師や、模型作り、楽器の演奏、オンライン上のプログラマー、、なんでもよいので、マネタイズできそうなことを片っ端から学んで実践し、人に喜んでもらえることを探しておくことです。
この行動のメリットは以下の通りです。
人に喜んでもらえる何がが見つかると、学ぶべきことが見つかる。
学びと自分の好きなことが一致できれば、どんどんスキルが上がり、人脈が増える。
個人事業主(オンライン青色申告)になれば、確定申告で65万円の控除が得られる。しかも光熱費、ガソリン代、高速代など経費計上できます。
4) 健康管理
最後に、健康はすべての基本です。多くの人はセカンドライフに入ってから運動を始めますが、これでは遅すぎます。40代後半から適切な運動習慣をつけておくと、60歳過ぎてからの体の動きが全く違ってきます。
人の筋肉は、若いうちに運動し筋肉に細胞生成の記憶を植え付けておかないと、老人になってからでは筋肉が付きにくくなるからです。
セカンドライフで重要なことは、身体が俊敏に動くことです。俊敏に動く体を持っていないと、新しいことにチャレンジするモチベーションも湧きません。脳科学では体とモチベーションは同期しているそうです
3.セカンドライフの心構え
現役のころは、お金を稼ぐことに重点を置いて活動していました。
ところが67歳になった今、自分の達成感や生き甲斐というものが段々変わってきました。
それは、自分が提供するサービスが、誰かの役に立ったり、喜んでもらえたりすると、お金を稼ぐ喜びでは味わえない幸福感を感じるようになったことです。
つまり、これまで自分が培った知識や知恵や人脈、加えて健康という武器を活かして、人と関わり、誰かの役に立てるために日々学び、実践し続けられる環境があることが、セカンドライファーの最高の幸福だと思います。
もちろん、多少のマネタイズがあればお小遣いになるので嬉しいですが。。。
皆さんはいかがお考えでしょうか?