目覚めよ、思い出のWindows2000
Windows2000というOSを知らない人も多くなってきたんじゃないかと思う。
Windows10⇒Windows11⇒Windows2000??
Windows2000とは、2000年代初頭の頃に主流だったビジネス用のWindowsOS。
今はWindowsといえば、Windows10か11。
個人でも会社でも同じOSを使っている。
しかし、当時は個人が使うWindowsと会社で使うWindowsは別物だった。
個人用のWindows(以降、98系)
私が初めて買ったパソコンには、Windows3.1というOSが搭載されていた。いや、正確に言うのならば、WindowsはOSですら無かった。
MS-DOSというOSの上でWindowsというGUIのソフトが動作している状態だった。
会社用のWindows(以降、NT系)
わかりやすく会社と書いたが、組織で使う場合というが正しい。私が初めてこちらの系統のWindowsに触れたのは、大学の時。
コンピュータ室のパソコンのOSが、WindowsNT4.0というビジネス用のWindows。学生の私にはユーザ権限しかなかったため、ガチガチにコントロールされていてなにも自由に触れなかった印象しかない。
どんな違いがあったの?
主観でざっくり言ってしまうと
98系は対応しているゲームが豊富なので、パソコンで遊ぶためのOS。安定性は皆無でちょっとでもエラーが発生するとブルースクリーンになりそのままOSごと落ちるため、仕事で使うと発狂する。
NT系はサーバー用途で利用されていたため安定性は抜群。システム管理者による統制も取れるので組織で利用されていた。
進化の過程
98系
98系は、Windows3.1⇒Windows95⇒Windows98⇒WindowsMeという進化をたどる。この中では、Windows95の販売日に秋葉原に長蛇の列ができたニュースは有名。
Windows95で一気にパソコンユーザが増えた印象がある。それまではMS-DOSというコマンドベースのOSが使えないと使えなかったパソコンがマウス操作だけで使えるようになったのは大きい。
そしてその後、進化系のWindows98、Windows98 Secound Edition、そして2000年にWindowsMEこと、Windows Millennium Editionが登場し、完全にマルチメディアに特化した98系の集大成となった。
ちなみに98系と言っているのは私が98までしか使っていないから。Meは評判の悪さにNT系に乗り換えた。
NT系
NT系は、WindowsNT4.0⇒Windows2000(5.0)となる。このWindows2000の出来が良く、98系で遊べたゲームがほぼ動作したため、抜群の安定性に惹かれて98系から鞍替えした。同じように人は多いんじゃないかな。
この後は安定して動くNT系をベースに98系を融合して、WindowsXPという神OSが誕生し、Windows7⇒Windows8⇒Windows10⇒Windows11と進化してきた。
今回はそんな生粋のNT系末裔のWindows2000をWindows10上で復活させてみた。
なぜ今Windows2000?
なんで今頃こんな20年以上も前のOSを引っ張り出してきたのかと言うと、昨年、JRの電光掲示板が停電で再起動した時に、なんとWindows2000の起動画面が駅構内に晒されたというおもしろニュースがあり、当時Windows2000を愛用していた私としては懐かしさで涙が出るぐらい。
Windows2000は今のOSと比較すると、比べ物にならないぐらい軽量なのにも関わらず抜群の安定性。軽量が故に組み込み系でも使われて、先の例のようにまだまだ現役で動作している伝説のOSとなりつつある。
そんな伝説を今使ってるパソコン上で蘇らせたい
この一心だけで突き進んだ記録がこちら。動いたよ!