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「ベイトマンニュース」アラン島への旅①

アラン島はスコットランド本土とキンタイア半島の間にある、そら豆のような形をした島です。
スコットランドには大小様々な島が700以上あるんですが、その中でもアラン島はかなり大きな島で、約5000人の人々が暮らしています。
アラン島はスコットランドのミニチュア版と呼ばれている通り、スコットランドをぎゅうっと凝縮したように、山あり、谷あり、放牧地あり、ビーチあり、滝あり、巨石あり、ゴルフコースあり、お城あり、ウイスキーあり…と「スコットランドといえば」というものが全て詰まっています。つまりここに来ればスコットランドでできることは大概体験することができるんですね。そのためホリデー地としても人気の場所となっています。

私たちがアラン島を訪れたかったのは、そこに是非とも行ってみたかったゴルフコースがあるからです。そのゴルフコースは「シスキン(Shiskine )」。
地形を活かしたゴルフコース、というよりも、自然の中にゴルフコースを「お邪魔します。」と置いちゃった感じのコースで、とにかく自然のど真ん中で、大昔に戻って、ただただゴルフボールを打つことだけに集中する。そんな原点に戻っちゃうゴルフコースなんですよ。
今回のホリデーにはイギリスのゴルフ場で働いている息子も参加して、久しぶりに家族3人でのゴルフ旅行となりました。
これからしばらくアラン島でのホリデーの様子を伝えていきたいと思います。

ホリデー話に突入する前に、実は私、ゴルフを始めてけっこうになるんですが、全然上達しない、ゆるゆるのゴルファーなんですよ。夫は真面目でガチガチに頑張るタイプ。そして息子はプロゴルファーにまでなってしまった本格的ゴルファーだというのに、私としたら彼らが必死に頑張れば頑張るほどその逆方向に進んでしまった「へそ曲がり」。ミスしても、ま、ええか。チョロしても、仕方がないか。とすぐにあきらめがつく。一打一打に全力投球し、ミスにはものすごく(自分に)怒る、全身全霊ゴルフを展開する夫とは大違いです。笑。
あ、でもゴルフは心の底から好きです。ただ、ゴルフに付いてくる「社交」とか「競技」の面がものすごく苦手で、ついついレディースデーやコンペを避けて、孤独に黙々とするゴルフが一番楽しい。
加えて「有名」や「ステイタス」にも興味がなく、せっかく名門ゴルフコースが多数あるスコットランドで暮らしているのに、そっちよりも、ついついそこにただある、名もなきコースに惹かれてしまう。

これまでは自分が出すスコアにも執着がなく、打数に一喜一憂する夫を横目で見つつ、ふ〜ん、と自分に甘いゴルフをしてきました。そんなんだからいつまでたっても全然上達しない。笑。
でも今シーズンに入ってふと思ってしまったんです。「もっとゴルフに向き合ってみよう。絶対に上達してみせる。」と。
それ以来時々襲ってくる膝と肘の痛みと戦いつつ、ゴルフの練習に励んできました。
あぁそれなのに、全く上達しません。むしろなんだか考えすぎて、頭と身体が別行動をしているみたい。逆にスコアを崩す結果になっています。ほんま、やればやるほどドツボにはまる。掘れば掘るほど難しくなる。やってるのは自分1人なので、ミスを他の誰のせいにもできない。ほんまにゴルフは恐ろしいスポーツです。笑。

今回のホリデー前日も仕事帰りに9ホールゴルフをし(スコットランドの夏は夜10時過ぎまで明るい。)、その後空港まで息子を迎えに行き、翌日は朝6時に起きてフェリー乗り場があるスコットランドの西海岸アードロッサンへと向かいました。
いよいよ旅の始まりです〜。

続く

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