【対話手法】グラフィックレコーディング
どうも、地方公務員のばたやんです。
今回は、グラフィックを使った対話方法、グラフィックレコーディングについて描いていきます。
🔷グラフィックレコーディングとは
議事録と違い、リアルタイムで会議に作用するという点が特徴的です。
議論が進んでいくと、どうしても当初の目的を見失ってしまったり、解釈のズレが生じてしまうことがあると思います。
グラフィックレコーディングではそれらの事象を解決し、さらに新しいアイデアのヒントをもたらすこともあります。
私は公務員のオンラインコミュニティ、オンライン市役所でグラフィックレコーディングを学んでいる公務員の仲間たちと情報交換したりしていく中で、グラフィックレコーディングのポテンシャルの高さに驚きました。
🔷グラフィックレコーディングをやってみた
何度かYoutubeの内容をグラフィックレコーディングしたものをnoteで公開しています。
ミーティングなどのリアルタイムな場でのグラフィックレコーディングはまだ実践できていないので、挑戦してみたいです。
○やってみて気づいたこと
どうしても聞き取った内容を伝えるためにグラフィックではなく、文章を書いてしまいます。
逆に絵を描こうとするとどんどん話が先に行ってしまう。
要約力や図化などの技術が求められることを思い知りました。
○グラフィックレコーディングで磨かれる力
まだまだ始めたばかりの身でこんなことを書くのもおこがましいのですが、グラフィックレコーディングを続けることで磨かれる能力は3つあると感じました。
1.要約力
グラフィックレコーディングでは会議や議論の内容を全て書くわけでなく、グラフィッカー(描き手)が重要だと思ったところを要約して文字や図にしていきます。
つまりお話を聞いて、自分の中に取り入れて、自分の表現でアウトプットする、という作業の繰り返しになります。
要約力はお話を聞いて、自分の中に取り込むインプットのフェーズで磨かれていきます。
リアルタイムでグラフィックレコーディングする場合、どんどん先に進んでしまいますので、瞬発的な要約力が鍛えられます。
2.思考力
お話を聞いて図化する、ということはお話の言葉をイメージとして抽象化する作業ですので、その過程でどのような文章や図にするか、どうやれば伝わるのかを考えるので思考力を鍛えることができます。
思考力が高まることで、頭の中のアイデアを形にできたり、新しいつながり(アイデア)を発見することもできます。
3.デザイン力
ここでいうデザイン力とは、ポスターやチラシなどの魅せるデザインではなく伝わるデザインです。
グラフィックレコーディングはお話を聞きながら伝わるための図の配置や配色、全体の構成を考えながら描き進めていくので伝わるデザイン力を高めることができます。
私が磨かれると感じたのはこの3つの能力でしたが、人によって他の能力が磨かれたということがあると思います。
もしグラフィックレコーディングをやられていてこういう能力が伸びたよ!などありましたら、是非、コメントで教えてください。
🔷グラフィックレコーディング入門書
グラフィックレコーディングを始めたい方向けの本を3冊紹介します。
1→2→3の順で読んでいくと理解しやすいと思います。
1.はじめてのグラフィックレコーディング
2.描いて場をつくるグラフィック・レコーディング: 2人から100人までの対話実践
3.Graphic Recorder ―議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書
グラフィックレコーディングを通して学べることはたくさんありそうなので、気づいたことは適宜まとめたいと思います。
この記事の内容が誰かの力や気づきになれれば幸いです。
それでは、地方公務員のばたやんでした。