難聴者用の防災バンダナをつくりました
少し前ですが防災の日に、息子とさまざまなケースについて話し合い、ふと、こういうものがあればと思っていたのを思い出し、デザインしてみました。
筆記用具がなくても最低限のやりとりができる「難聴者用の防災バンダナ」です。
避難所生活になった場合、そして補聴器の電池が切れてしまったら、息子はやりとりが難しくなります。手話もできませんし、筆談も早くできるわけがなく…。
私がそばにいれば問題ないですが、通学中に震災にあったら、そうもいかない場合もあると思い、他者とのやりとりで最低限必要そうな単語を入れてデザインしました。
試しに使ってみたのですが、
「おかあさん(指さし) / トイレ / 行く / (息子を指さし) / 待つ」
→「トイレ行くから待っててってことね」
「風呂 / 夜 / 7 / 時 / 行く」
→「お風呂は夜7時に行くんだね」
「さむい / 着替え」
→「寒くなるから着替えてってこと?」
「食べ物 / 待つ / 明日 / 朝 / 7 / 時 / (今いる場所を指さし)」
→「明日の朝7時に食べ物が届くんだね」
といった具合に、こちらの意図を読み取ってくれました。
たまにニュースで見かける「手話ができます・手話でお願いします」と書かれた自治体が配布している防災バンダナは、障害者手帳を持っている方にしか配布されていないようでした。我が家は対象外…というわけで自分でデザインしたものを作るしかなかったのです。
我が家と同じように、手話が使えない難聴者のみなさまの助けになればと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければサポートをお願いします。
現在、難聴児の保護者様へ向けたサービスを考案・開発中です。
いただいたサポート代は活動・運営費に使わせていただきます。