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職業音楽家の皆様のための新型ウィルスによる障害への対策
こちらの続きです。
上の記事では学生やアマチュアの方々向けに新型ウィルスによる被害の中どのように音楽を続けていくかを記載しました。
ここからは僕も含め我々職業音楽家がどのように生きていくかです。
海が荒れれば漁師の方々は漁へ出られません。
森が焼ければ林業が、気候の大変動があれば農業が
水位があがれば土地は減り、雨が降らなければ干ばつが起き
新型ウィルスが大流行すれば人の動きが減り経済の流れが鈍足化し、お金も回らなくなります。
僕たち音楽家は人々のお腹もいっぱいにしてあげられないし、乾いた喉も潤せません。住処も提供できないし資格や受験対策なんてのもできません。
音を聞かせたからといって筋肉痛が治るわけでもなくウィルスも消せません。
最低限の生活を送る上で必要なものは我々は一切提供できません。
でもそれ以外の目に見えないものの提供だったら大得意です。
人々が幸せを感じる場面、場所、時間、そういうところにはいつも音楽があります。音楽がなくても幸せは感じられます。でも我々がいるともっと幸せに感じられる機会も多いはずです。
なので社会がピンチな時最初に我々にしわ寄せがきます。そりゃそうです、未知のウィルスが蔓延して、命の危機があるかもしれないなんて言っている時に悠長に演奏会、エンターテイメントなんて観覧しに外出なんてしている場合ではありません。国でさえ自粛するようにとのお達しがきている中それは拍車をかけます。
そうなっている現在、その現状に憤りをぶつけるのは簡単です。でも憤りをぶつけたところで演奏会、エンターテイメントの機会は我々にはきません。人々が不安に、恐怖に、不満に思っているからです。そんな時
僕たちが考えるべきは、
じゃあ何ができる?
です。
これまでは社会に助けられ、支えられ僕たち音楽家たちは演奏を聞いてもらい、演出を見てもらい報酬を頂き、生活をしてきました。
でもその演奏を聞いてもらう人も、演出を見てもらう人も会場には来ません。
だって死ぬかも知れないんだから
今こそ僕たちが返せるものがあるんじゃないでしょうか?
幸いなことに21世紀、令和2年
4Gは完全に社会に浸透し、これから5Gの世界です。
ネットさえ繋がっていれば世界中と瞬時に繋がれてどんな演奏も演出もPCやスマフォで家の中で見てもらえます。
無用の外出は控えなさいと政府が言うのであれば、家にいながら楽しんでもらえるエンターテイメントをこちらが提供すればいいだけです。
この緊急事態にも限らずネットも電気も使えているということは色んな覚悟をしてネットも電気もガス水道も使えるようにしてくれている方々がいるからです。
その方々の尽力をお借りしてスマフォで動画を撮って配信し視聴者に楽しんでもらえば良い
お金を稼ぐのもとても大事、でもそれはみんなそう
そのための方法は社会に腐る程転がっているからそこは自分で頑張る
でも今社会が不安な時に僕たちが音楽家ができることって同じように不安や不満を口にしたりSNSに書くより、「大丈夫!そのうちなんとかなる!」って信じて音楽を発信し続けることじゃないかと思うのです。
自分がこれまでレッスンさせてもらってきた方たちに引き続きレッスンを受けてもらえるようにWebレッスンを検討してみたり、音楽のライヴ配信や録画配信を考えてみたり、今この状況でできる事は何かを考えてみるのはどうでしょうか?
例↓
オンラインレッスン開始
— 河野一之 Kaz🎼音楽家 (@pedal_junkie) February 18, 2020
スマートフォンやPCをお持ちであればご受講頂けます。
お支払いは事前にカードでのご精算となります。
少しでも多くの方の手助けとなれば幸いです。
ぜひお申し込みください。
¥5,500 for 1時間
河野一之
kazuyukikouno0918@gmail.com pic.twitter.com/b8GTuoo2g8
だって僕たち野菜作れないしマスクも作れない、お医者様のように病気も治してあげられないし最低限生きていくのに全く必要のないことばかりいっつも研究して試行錯誤して人に感動してもらったり楽しんでもらおうと考えてる。
それしかできないんだから、箱がとかお金がとかもすごく大事ですが、今少しだけ冷静になって受け身から攻めに転じてみても良いのではないでしょうか?
漁師の方々がマグロが釣れない時に貝やイカ、ブリを採ったり農家の人々が冬は違う仕事をしたり、観光地の閑散期にそこに住んでいる人々が違う仕事をしたりと
誰も環境のせいにして止まってない
なぜならこの地球にいる以上みんなフェアだからです。
今幸いなことに生きているだけ幸運です。
なので僕は僕自身が今この瞬間、この状況でできることを模索し続けていきます。
それしかできないから
音楽は人を殺せないけど、人を生かす事はできる
この記事は誰かを批判したりするものでは一切なく、僕の一個人の考えです。
ご読了ありがとうございました。
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