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年単位の精神トレーニングプログラムがアスリートにもたらす影響
こんにちは。
今回は精神トレーニングがバスケットボール選手のパフォーマンスに肯定的な影響を与える研究の紹介です。
この研究では、NCAAディビジョン1の女子バスケットボール選手の特性を評価し、共同で精神トレーニングプログラムを作成し、シーズンを通じた選手のパフォーマンスの進歩を評価することを目的としています。
選手の評価には、Nideffer(1981)の注意力と対人スタイルのテストと、Kroll(1979)の競技性ストレス尺度を使用した選手とのインタビューが含まれました。
この評価に基づいて、オフシーズン中に選手のための心理スキルトレーニングプログラムが開発されました。
選手はプレシーズンからポストシーズンまで観察とインタビューによってモニタリングされました。
導入された共同精神トレーニングプログラムには、イメージトレーニング、センタリング、フォーカシング、エネルギー化が含まれていました。
この研究の結果、選手は試合前の緊張が減少し、試合中のパフォーマンス、練習時のパフォーマンス、そしてコーチによる選手の全体的な評価が向上したことが示されました。
具体的には、選手はイメージトレーニングを通じて試合や練習中の状況を想像し、精神的な準備を整えることができました。
また、センタリングを用いて、選手は自分の心を落ち着かせ、集中力を高めることができました。
フォーカシングを通じて、選手は自分の注意力を適切に向けることができ、エネルギー化によって試合中に適切な活力を持続することができました。
この研究から、精神トレーニングプログラムがバスケットボール選手のパフォーマンスに肯定的な影響を与えることが示されており、今後の選手たちにも役立つことが期待されます。
参考文献:
サヴォイ, C. (1993). 大学バスケットボール選手のための年間精神トレーニングプログラム. The Sport Psychologist,