映画「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」を見て 伏線もりもりの良かった作品 ネタバレあり
こんにちは。今日は、映画「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」について書きます。この映画ははっきり言うと、「良かったが、もう少し凝った方がいい」映画です。とにかく賛否両論ですね。私は面白いと思ったので、この映画について書いていきます。
あらすじ
1996年、クレタス・キャサディ(ウッディ・ハレルソン)は、特異な能力を持つ恋人フランシス・バリソン(ナオミ・ハリス)が研究施設に連れ去られる様子を見守る。(ちなみにクレタスは凶悪な連続殺人を犯していた。)バリソンは音波でFBIのマリガンを攻撃するが、致命傷を負い捕らわれる。
時は流れ、現代。記者エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、一作目で体内にシンビオート「ヴェノム」を宿し、平穏な生活を求めるが限界が近づく。
ある日、エディは記事のネタを集めるために、クレタスとの面会をし、彼から新情報を引き出す。エディは記事を発表し、クレタスの死刑執行を確定させる。エディは元恋人アン(ミシェル・ウィリアムズ)が医者ダン(リード・スコット)と結婚することに傷心する。そんな中、クレタスから手紙を受け取り、再び面会をする。しかし面会でのクレタスとのやり取りの中で、ヴェノムが発動し、クレタスを攻撃。クレタスは抵抗してエディの指を噛んで怪我を負わせる。結果、エディはヴェノムと喧嘩し、ヴェノムは彼から離れる。
いよいよクレタスの死刑が執行される。しかし、執行中に、クレタスはエディの指を噛んだときに舐めた血から「カーネイジ」を宿し、脱獄。その後、クレタスはフランシスを助け出し、アンを誘拐する。また、フランシスと血の結婚式として、クレタスが恨むエディ(自分の刑を確定させたため)とフランシスが恨むマリガン(自分の目に負傷させた)、カーネイジが殺したいヴェノムを殺害することにする。
エディはアンの誘拐を知り、急いでヴェノムと仲直りをし、クレタスとの戦いに向かう。クレタスは大聖堂でフランシスと結婚式を執り行う最中、エディとヴェノムが現れ、激しい戦闘が始まる。死闘の末、フランシスの特殊能力である超音波を受け、音に弱いカーネイジとヴェノムが分離する。それでもなんとか戦い、最後はエディとヴェノムが勝利する。
そしてヴェノムはカーネイジを食べ、クレタスの頭を噛みちぎった。
最終的に、エディはヴェノムと完全に仲直りをする。
その後、エディはマルチバースに飛ばされ、テレビから流れるスパイダーマンのニュースに反応したヴェノムが「こいつ知ってる」と言った。
感想・レビュー
評価 5点満点中 4.0点 面白いが、細かいところが気になる。
上映時間の程よさと、かなり凝ったCGは100点満点です。マジで最高。
そして今回の作品は、前回よりもエディとヴェノムの関係性にフォーカスを当てて作られていました。お互いに鬱憤を抱え、喧嘩しながらもカーネイジに挑んでいく所などにそれをよく感じられましたね。バディ・ムービーとしての面白さは前回よりも良くなっていました。
気になるところ
全体的に面白かったですが、気になった点が2つあるので、それを紹介します。
1つ目
1つ目は、悪役です。正直に言います。ショボいです。
映画の表紙で「俺達より、最悪」とありますが、具体的な最悪さが表されてないのでどれくらい最悪なのかが分かりません。例えば、「ダークナイト」のジョーカーのように完全に狂っていて犯罪を楽しんでいる様子を映し出したりすれば、「こいつやべえな」となりますが、本作ではそれがあまり無いのでよく分かりません。
「ダークナイト」については下をどうぞ。
簡単に言うと、バットマンが狂った人間と戦う話です。
2つ目
2つ目は、ダークヒーロー感の欠如です。1作目は超最悪で残虐なダークヒーローって感じが伝わってきましたが、本作はどちらかというとペットっぽく感じました。バディ・ムービーなのでしょうがないですが、少し詰めが甘いですね。ただ、バディ・ムービーとしてはとても面白かったです。
見どころ
最後のカーネイジとの死闘です。これはもうすごい。カーネイジの触手のビジュアルが素敵でした。文字にして表すと、カイロ・レンのライトセーバーみたいな感じで、ちょっとジュビジュビしてました。
そしてやっぱり、シンビオートならではの派手でかつ器用な戦い方には感激です。
ラストのマリガン
ヴェノム3のネタバレとなりますのでいくつか改行してから書きます。
最後、マリガンが覚醒したようなシーンがありますが、お察しの通り、シンビオートに寄生されました。これはヴェノム3の伏線となっております。マリガンは命が危うかったですが、シンビオートに寄生されることで生き延びました。
ラストの解説 (エンドロールの後)
最後、エディとヴェノムはマルチバースに飛ばされます。なぜでしょうか?
それは、トム・ホランドの「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」に理由があります。
超簡単に説明すると、次元の歪みが発生して「スパイダーマン」を知る者全てがMCUの世界(アベンジャーズがある世界線)に引き込まれます。ヴェノムはシンビオート同士で世界線が違っても記憶を共有できるため、トビー・マグワイアの「スパイダーマン3」で登場したヴェノムの記憶がトム・ハーディの「ヴェノム」のヴェノムに共有され、トム・ホランドの「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」で時空の歪みが発生したことでMCU世界に飛ばされたのです。スパイダーマンシリーズを見ていないと絶対に分からない、初見殺しのラストですね。
つまり、マーベルお得意の伏線の種まきということです。
最後に
いかがでしたか?今回は「ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ」について書きました。とても面白く、ドハマりして続編を期待してしまう映画なのでぜひ見てみてください。
スキとフォローをしてくれたら最高の励みとなるのでお願いいたします!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
#映画 #映画紹介 #映画感想文 #ヴェノム #マーベル #カーネイジ #スパイダーマン #トム・ハーディ #ヒーロー #ネタバレ
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?