【僕が鬼】詩。
〈鬼やらひ呑んだらあんたが鬼だざう くにを〉
吉田ツグオミを
ぐつと呑み込み
都築郷士でゐる
眞夜中の目醒め
喉、渇いてらあ
僕は自分が"僕"になつてしまうから
詩を書いてゐる譯ぢやない
"僕"に幻想はない
たゞなるものには、なる
そのなつちやつたもの
を支持する為に 起きてゐるのさ
To be someone is the wonderful dream,
僕はこれから
何かになるんだけれども
一体なんなんだらうねえ
變化しつゝある周囲を
見渡せば…。
變化しつゝある周囲から
何も受け取らない
のは 無理だ!
冬の月ともこれでお別れ
明日夜からはせいぜい朧ろに。ぢや。
©都築郷士
〈つれないな十代が終はる"Misery"聴く くにを〉。
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