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【ほんの常識】詩。

所謂「南画」だが
××∆∆な景物には
##@@をしてゐる人物を合はせる
と云ふやうなしきたりがあり、
古代〜中世の間の
同じく中國の詩、
の如く型式にはなかなかうるさい。
それでは佶屈で
個人的な感覺を盛り込む事が
出來ないぢやないか-
さう云ふ批判もあらう、しかし
その歴史を繙くと これが
結構内奥には廣大な
自由空間があり、
また時間的な流れを描くのも容易、と
…俄かには信じ難いが
案外個性豊かな作品群が
われわれの前に遺されてゐる。
(問題は画を「どう讀むか」である-)
一首、
〈猿白い牙剥き叫ぶ眼下では河面厳しくさんざめいてゐる くにを〉

なんか常識的な話に終始- 否、こゝ迄は
序章に過ぎない。続きは私が如何に『唐詩選』を
今後ぺらぺらするか、次第であらう。笑。
ぢやまた。アデュー。

©都築郷士

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