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【幻想の毛皮人間】その他 by 都築郷士

人主は人を得るに勞して、政をするには逸するものなり。事兩ツながら全うし難ければ、廉恥の風荒めば、人賄賂を好む。禮讓の教至らざれば、人爭奪を好む。- 「價原」 三浦梅園

あるじたるものは、人材を得るのに力尽き、まつりごとには手こずる。両立を全うするは難しくあれば、破廉恥な風吹き荒び、人間といふもの賄賂を好む。礼儀のこと教育至らぬとき、人は争奪を好む。- そんな感じ。道學的なマターだなあ。

江戸時代の学者が、アリストテレスが...とか、プリニウスが....とか自然哲學を論じ(紹介し、かなー)てゐるのを讀むと、なんと言ふか微笑ましいと言ふに相応しい。さて、詩かな。

【幻想の毛皮人間】

特に寒くも暑くもなく..己つて
なんなんでしよね、
自己の存在と言ふは(三浦梅園伝染したか)
重いと言へば輕く輕いと言へば重い

それを服で包んでやる。
だからファッション重要 - みんな知つてることさ。
服無くば人は傷つきつぱなし!!
だからそれつてファッション?
大事な事です。

ギャートルズの面々は毛皮着てゐる。尤も故・
園山俊二さんの原始観は変テコだが
マンモスゐるから氷河期なのかと思ひきや、
さうでもない。まいゝや。

私も最近あんまり奇矯なのは..治つてないかトホ

兎に角着る物は大事。人を見かけで云々、より深いのだ!

©都築郷士

【ど・ドイツ】

足の臭ひは
靴社会の果て
草履を履いて
過ごす日々
(くにを)

乾燥水虫つぽい。



ふと莫迦らし釈迦のひと文字頂いて くにを

【虚言箴言】復活!

労働といふにもいろいろある - 街角の暗がりで立つてするものから、女の人生まるごと買ひ切つてするものまで。- ラ=ロシュフコー (大噓)

解説は不風流だらう。とにかくそれは男女間に生まれるものらしい。

筆者近影。

【仙人とポエジー】

空駆ける仙人さまが
川で水仕事をしてゐる若い娘の
ふくらはぎを見て墜落、
と云ふ笑ひ咄は人口に膾炙してゐる

ふくらはぎ!

余りにも奥ゆかしい
そこら辺にポエジーは派生する..とも
言へるが

現代の詩情はもつとずつと
凄まじの物なのだ、
(サド侯が再発見されて以來)
仙人さまには

申し訳ないが。

©都築郷士

今回はこんなところ。たまに詩、変なになりますね笑。

つー事で、また。アデュー。

逆さにて待つてるクラゲ血が昇る くにを
川柳だらう。オマケ!

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