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【氣樂に行かうぜ】詩。

なんかさらさら書いた。
それは、さらさらし過ぎてゐ
人間を描く何物も描かれて
ゐなかつた- おい氣樂に行かうぜ
とソウルマンは言ふけれど
その時私は
ぎつちり思想を詰め込んだ
トレーラーでも待つてゐたのだ、
日ばかり猛き(天蓋なき)ガススタンドで
バーベキューを焼いてゐるやうな
あのブルーズ
あの、あなあなかしこ が
慾しいばつかりに。
〈時満ちてでも氣づかぬ振り冬夕陽 くにを〉
さうだ、グラスの底に顔があらあな、
冬に夕陽が映えてもいゝのさ、
綿虫獲つて口に糊する
そんな半生引き摺つて、佇つ。
©都築郷士

筆者近影。〈たちつてと機械は相棒癖知れよ仲良きことは良き事であろ くにを〉。アデュー。

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